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かっこ悪い猫背。医師に聞いた原因や種類、改善方法とは?

カテゴリー:院長スケジュール2019年10月24日(木)

暑くてバテバテ ちょっと涼しくなりましたが更にバテバテという感じです。 気が付くとかなり悪い姿勢になってしまってますよね。そんな患者さんと話していた時に見つけた記事です。

猫背の原因と生活習慣
猫背の主な原因としてあげられるのは、日々の生活習慣です。
猫背になりやすい生活習慣はたくさんありますが、特に多くの人に当てはまるものをご紹介します。
まず、運動不足や普段の行動の癖が原因の場合。
正常な姿勢を保つために重要な役割を果たしている脊椎周りの筋肉が弱くなり、正しい姿勢を維持できなくなってしまいます。脊椎周りの筋肉の機能が低下すると、立ったり歩いたりという短時間の動きでも筋肉が疲労し、姿勢を維持できずに猫背になることがあります。

次に、スマホやパソコン作業の前姿勢が原因の場合。
この姿勢は、現代の生活における猫背になりやすい姿勢といえるでしょう。自然と背中が丸まり頭が前に出てしまうので、脊椎周りの筋肉がひっぱられ、筋肉に多くの負担がかかり、血流が悪くなります。その結果、背部痛や腰痛を引き起こし、猫背をより悪化させてしまうのです。
このタイプの猫背は、脊椎の配列にも影響を与えるため、ひどくなってくると骨盤の傾きに異常が生じたり、肩甲骨周りにも負担をかけたりするので、肩こりや腰痛、そして手足のしびれなど様々な箇所に支障を及ぼす可能性があります。
他にも、姿勢を維持するために重要な役割を果たす腹筋が弱ることや、体重の増加などが原因で、猫背になることもあります。
習慣や癖になることの多い猫背は、緊張していない時や座っている時になることが多いので、日ごろから意識して過ごすことが大切です。
猫背の種類と特徴
猫背は、姿勢を保つ軸となる「脊椎」に異常が生じることで引き起こされます。
脊椎とは、体の支柱として姿勢の保持や活動時に重要な役割を果たしており、上から頸椎、胸椎、腰椎、仙椎、尾椎というパーツに分かれています。
脊椎は横から見ると上から下にまっすぐではなく、S字のカーブになっていて、頸椎、腰椎は前方に、胸椎は後方になだらかにカーブしています。そのもともとある生理的な弯曲に異常が生じることで猫背になるのです。

猫背は一般的に「背中猫背」、「首猫背」、「腰猫背」、「反り腰猫背」の4つに分けられます。
背中猫背
横から見ると背中から曲がっている状態。背骨の中心にある胸椎部が正常よりも大きく後弯している状態です。
首猫背
ストレートネックとも呼ばれ、現代に多い猫背です。もともとなだらかに前弯している頸椎が失われ、真っすぐになっている状態です。
腰猫背
横から見ると腰が丸くなっている状態。前弯しているはずの腰椎が後ろに曲がっている状態です。
反り腰猫背
腰が前に沿っているので、お腹が出ているように見える猫背です。ハイヒールをよく履く女性に多くみられます。
これらの猫背はほとんどの場合、自分で意識をすることによって矯正をすることが可能です。しかし、意識をしていない時や力を抜いている時には猫背に戻ってしまう場合が多いので注意が必要です。
また、脊椎の周りには沢山の筋肉があるので、猫背などによって筋肉が引っ張られた状態になると筋肉内の血流が悪くなり、痛みがでることもあるので早めに対処する必要があります。

猫背による身体への悪影響とは?
猫背になると身体に様々な影響が起こります。
猫背の姿勢になることによって脊椎周りの筋肉、特に背筋に引っ張られるような負担がかかり、常に筋肉が緊張した状態になります。このように負担がかかると筋力自体も弱くなり、背部痛や腰痛が起こりやすくなるのです。さらに、肩甲骨周りにも負担がかかるため、首や肩のコリの原因にもなります。
また、反り腰猫背が原因で、お腹が出て見えることも。太って見えたり、立ち姿が美しくないなどの影響が出るので注意しましょう。

猫背を治すメリットとは?
かっこ悪い猫背。医師に聞いた原因や種類、改善方法とは?
猫背を改善することで、体の不調が改善される可能性があります。
たとえば、脊椎周りの筋肉の負担が減るため、背中や腰の痛みが解消され、肩甲骨や首回りへの負担が減ることは、首や肩のコリの解消につながります。
また、姿勢を改善すると、猫背によるお腹の出っ張りや姿勢の悪さも改善されるので、見た目にも良い印象を与えることができます。

猫背を治すストレッチ方法
かっこ悪い猫背。医師に聞いた原因や種類、改善方法とは?
猫背の改善には、ストレッチが効果的です。体の筋肉のバランスを保つため、背骨や肩周りだけではなく、腕、足を含めた全身のストレッチを行うことが重要です。
首から肩甲骨周りのストレッチは首を前に向ける、後ろにたおす、左右に倒す、左右にひねる動作をゆっくりと行いましょう。
他にも、腕を伸ばし、前から上に、横から上へと上げます。手を背中に回して肩をひねる動作も効果的です。これもゆっくりとおこなうことが大切です。
これらのストレッチは座った状態でも可能ですが、仰向けになり、背中や腰の背筋にゆっくりと力を入れながら行うのも良いでしょう。
急激な動作は筋肉や関節を痛める恐れがあるので、少ない回数をゆっくりと行うことが重要です。

また、腹筋のストレッチも効果的。仰向けに寝て両ひざを立てた状態でゆっくりと腹筋に力を入れながら腹筋を伸ばしてみてください。
腕や足の関節をゆっくりと伸ばしたり曲げたりするストレッチもおすすめです。同時に全身の筋肉もストレッチすることにより、相乗効果が期待できます。
これ以外にも、日ごろから、立ったり座ったりする時の姿勢を意識することも大切です。腹筋や背筋に力を入れながら姿勢を維持することも有用です。
ストレッチ以外の猫背改善方法
ストレッチ以外の方法としては、意識改革をすることです。
自分の姿勢や、猫背の状態をきちんと把握して、生活習慣を見直してください。猫背の改善は、日常生活から正しい姿勢を維持することが大切です。

かっこ悪い猫背。医師に聞いた原因や種類、改善方法とは?
座っての作業や食事をしている時、パソコンを使用している時には、腹筋や背筋に力を入れた良い姿勢を保ちます。立っている時も同じで、背筋を伸ばすことを意識します。鏡などで、自分の姿勢をチェックすることも大切です。
また、生活環境の見直しも行いましょう。テーブルや椅子の高さを調節したり、パソコンのモニターの高さや角度などを自分の体に合わせるなど、良い姿勢を保つための環境づくりを心がけてください。ソファーに座ったり、低い椅子に座る時は姿勢が悪くなりやすいので、注意が必要です。
さらに、スマホを使う時も前かがみにならないように気をつけます。ストレッチだけでなく、日ごろから適度な運動を習慣づけると良いでしょう。
温かいお風呂にゆっくりと浸かったり、マッサージなどをして筋肉の疲労を改善したりすることも効果的です。
まれに、脊椎自体に異常があって猫背になっている場合もあります。症状がなかなか改善されないようであれば、一度整形外科に受診して診察、検査を受けることをお勧めします。

良い姿勢は肩こりや腰痛の予防や治療にもなりますよね。

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