
「雨が降る前は調子悪いんだよね」という患者さんとの会話で見つけた記事です。
なぜ、雨の日は頭痛になりやすい?最新研究で確認された〝頭痛が起こりやすい人〟に共通する血液成分
雨の日に「なぜか頭が痛くなる」という経験をお持ちではないだろうか。こうした不調は「気象病」と呼ばれ、実は多くの人が感じている身近な症状でもあるのだ。
では、なぜ頭が痛くなるのか。さらに、同じような天候でも、症状が出やすい人と出にくい人がいるのはなぜか。
そんな気象病の原因について最新の研究で新たに確認された、頭痛が起こりやすい人に共通する血液成分の特徴についても触れている音で、併せて紹介したい。
6割以上が経験する気象病、最多症状は「頭痛」
気象病とは、気圧・温度・湿度などの変化によって引き起こされる頭痛、めまい、倦怠感などの総称だ。同社の調査では、気象病の経験者は全国平均で64.6%にのぼり、最も多い症状は「頭痛」(67.1%)であることがわかっている。
また、台風シーズンや季節の変わり目に頭痛を経験する人は46.0%。女性は半数以上(55.0%)と特に高い傾向がある。
■頭痛が起こりやすい人に共通する「血中成分」とは
日常生活の中で、片頭痛や気圧の変化による頭痛に悩まされている人がいる一方で、同じような天候でも症状の出方に個人差があるのはなぜか。
一般的に頭痛には、ストレスや生活習慣、姿勢など様々な要因が関与しているという。中でも「気象病」による頭痛については、内耳の感受性が高い人ほど気圧変化の影響を受けやすく、自律神経のバランスが乱れることが一因とされている。内的要因としては、ビタミンDやマグネシウムの不足との関連も報告されている。
さらに最新の研究では、頭痛が起こりやすい人に共通して「ネルボン酸」(神経細胞の膜を構成する超長鎖脂肪酸の一種)と「活性型ビタミンD」が血中で低い傾向があることが確認された。これらは性別や年代を問わず頭痛経験者で低い値を示す傾向にあり、頭痛の起こりやすさとの関連が示唆されている。
今日からできる「気象病・頭痛」への対処法
・気圧変化を事前にチェックする(天気予報アプリの活用)
・頭痛・めまいなどの症状がある場合は、まず十分な睡眠をとること。睡眠中に副交感神経が優位になり、自律神経のバランスを整えてくれます。お風呂にゆっくり入る・好きな音楽や映画でリラックスするなど、副交感神経を優位にする習慣も有効
・気分の落ち込みや強い眠気を感じる場合は、思い切って外に出ることが効果的。外出により交感神経が優位になり、症状が和らぐケースも多い
・痛みを我慢しすぎず、適切なタイミングで鎮痛薬を使用する(用法・用量を守って使用すれば、体が慣れて効かなくなることはない。頭痛が長引く場合や薬の使用頻度が増している場合は、医療機関への相談も大切)
・痛みが長引く場合には、別の大きな病気が隠れている可能性があるため、自己判断せず医療機関を受診する
気象病による頭痛は『気のせい』ではなく、メカニズムが解明されつつある身体的な不調。今回の知見が、この頭痛を『仕方ない』で終わらせず、自身の身体の状態を把握する手がかりとなるとともに、日々のセルフケアを見直す契機となることが期待される。
梅雨は明けましたがゲリラ豪雨のような夕立が多くなる予報が出ています。急激な気圧の変化は体調不良にもなりやすいですよね。
暑くなりました。「熱中症の注意です」という患者さんとの会話で見つけた記事です。
熱中症対策の落とし穴「水中毒」とは?高齢者は特に注意!正しい水分補給のコツは?
暑い日が続く中、熱中症対策として大切なのがこまめな水分・塩分補給です。ただ、水分補給の仕方を間違え、水を大量に飲んでしまうと、「水中毒」になってしまうかもしれません。良かれと思った行動が、逆効果になってしまう可能性があります。今回は「熱中症対策のつもりが逆効果に!?」 水中毒とはどういったものなのかを取材しました。
水中毒とは?熱中症との違いと症状
まず、水中毒とはどういったものなのか医師に伺いました。水中毒とは、大量の水を飲むことにより、体内の塩分濃度が薄まって発症する病気です。特に大量の汗をかいたときは注意が必要です。
水中毒
人間の体は、汗をかくと水分と一緒に塩分も抜けてしまいます。そこに水分だけを補給し続けると、体内の塩分濃度が低下し、水中毒を引き起こします。
症状
初期症状には頭痛やだるさ、めまいが挙げられます。続いて、吐き気や意識障害(落ち着きがなくなるなど)といった異変が現れます。さらに重症化すると、けいれんを起こしたり意識を失ったりすることもあります。実は、水中毒の初期症状は熱中症と酷似しています。そのため、症状だけでどちらにかかっているのかを判断するのは困難です。
高齢者は特に注意が必要な理由
特に高齢者は注意
また、特に注意が必要なのが高齢者です。高齢者は腎臓の処理能力が低下しているため、尿を出しづらくなる(排尿の回数が減る)傾向があります。これにより余分な水分を外に排出しづらくなります。その結果、体内の水分量が増えて塩分濃度が下がってしまうため、水中毒になりやすいのです。
経口補水液
熱中症を防ぐために水分補給をすることは大切ですが、誤った方法をとると、今度は水中毒の危険性が高まります。したがって、対策として最も重要なのは「正しい水分補給」です。暑い場所にいるときや外出する際などは、水分だけでなく塩分もこまめに取る必要があります。そのため経口補水液の摂取を推奨しています。
自治体の取り組みと家庭で作れる経口補水液
愛知県内では、リスクの高い高齢者に対し、熱中症・水中毒対策として正しい水分補給を呼びかけている自治体もあります。例えば東海市では、看護資格を持った相談員が高齢者の自宅を訪問した際に、熱中症に関するチラシを配布しています。さらに、その方の持病に合わせて「水分だけでなく塩分も取ってください」「経口補水液も活用してください」と個別に呼びかけているそうです。
経口補水液の作り方
医師や自治体も活用を呼びかけている経口補水液ですが、家庭で簡単に作ることもできます。愛知県岡崎市のホームページで紹介されている作り方は以下の通りです。
【用意する材料】
・水:1リットル
・砂糖:大さじ4と1/2
・塩:小さじ1/2
これらを混ぜ合わせ、そこにレモンなどの果汁を加えると、より飲みやすくなります。なお、家庭で経口補水液を作った場合は、衛生面を考慮してその日のうちに飲みきるようにしてください。正しい水分補給を意識することが、水中毒と熱中症の両方の対策になります。
まずは冷房をしっかり効かせましょう。クーラー病は死にません。熱中症は即死の可能性があります。
今年も暑くなるんだろうね…という患者さんとの会話で見つけた記事です。
熱中症だけじゃない? 3人に2人が経験している「熱あたり」とは
「熱あたり」をご存じでしょうか。夏場の「『熱』による身体的な不調全般」を意味します。
熱中症に加えて、熱中症に発展する可能性のある症状も熱あたりに含まれ、全国の成人の3人に2人が、これを経験しているそうです。
熱あたりとはどのような症状なのか、さらにその対策などについて、専門家の意見も含めて詳しく解説します。
体内に溜まった熱で、さまざまな不調が発生
人間は体内で生み出した熱を使って体温を保ち、過剰になった熱は「放熱」によって体の外へ放出することで、身体機能を維持しています。
まず、放熱の仕組みから説明していきましょう。人間の血液は熱を運びながら体内を流れています。熱は皮膚に近い血管を通ったとき、体温よりも低い気温の体外に放出されます。気温が上昇すると皮膚近くの血管を拡張させ、血流を増やすことで、放熱量を増やしているのです。
また、暑さによってかく汗は蒸発する際、気化によって熱を吸収しながら体外に放出(放熱)しています。
これらは健康的な生活を営むためにとても大切な仕組みですが、高い気温の暑さの中では体内に溜まった熱により、さまざまな体調不良が引き起こされることがあります。具体的には寝た気がしない、疲れが取れない、食欲がわかないなどの症状です。
暑い中では気付かないうちに自律神経に負担がかかり、体内の水分も汗となり減っていきます。この水分不足が放熱機能を低下させ、熱あたりにつながります。地球温暖化の進行に伴う気温の上昇により、熱あたりによる不調を感じる人が増えているともいわれます。
これらの症状がめまいや筋肉痛、頭痛へと進行すると「熱中症Ⅰ、Ⅱ度」に、さらに中枢神経にかかわる症状が起きたり深部体温が40℃以上になったりすると「熱中症Ⅲ、Ⅳ度」と診断されることになります。
3人に2人が経験している熱あたり、最も多い症状は?
熱中症も含めた熱による不調全般を熱あたりと定義のうえ、全国の20歳以上の男女1万4100人を対象に、「夏場の熱による体調不良に関する全国調査」を実施しました。
その結果、2024年7~8月にかけて、「熱あたりに該当する症状を感じた」人は全体の64.6%で、およそ3人に2人にあたります。このうち2.2%(全体の1.4%)が「病院に行き、熱中症と診断」され、74.1%(同47.8%)が「自覚症状があったが、病院には行かなかった」、23.7%(同15.3%)が「軽い不調を感じた」としています。
仕事などのパフォーマンス低下にも影響
熱あたりの症状で最も多かったのが「睡眠の質の低下」(51.4%)で、「疲れが取れない」(46.0%)、「倦怠感」(30.8%)が続きました。
熱あたりの症状を経験した人について「どの程度のパフォーマンス低下を感じたか」を尋ねたところ、「そこそこ」(48.6%)が半数近く、「かなり」(14.2%)、「大幅に」(3.8%)と続きました。熱あたりの経験者はすべての世代で60%を超えていて、年齢による大きな差はみられなかったそうです。
「調査結果から、熱中症患者として表面化している人数以上に、多くの人が夏場の暑さによる体調不良を感じたり、日常のパフォーマンスが低下したりしていることが明らかになりました。熱が体に与える影響を知り、体に熱を溜めすぎないよう対策することが大切です」
また、熱中症対策に詳しい先生は、次のように警鐘を鳴らしています。
「これほど多くの人が熱あたりを経験している可能性があり、経験者に世代差がなかったことには驚きました。高齢者だけでなく若い世代も、注意が必要といえるでしょう。
多くの人々に体調不良やパフォーマンス低下をもたらす熱あたりは、社会全体で考えれば大きな経済的損失につながっている可能性もあります」
暑い日は夜も積極的にエアコン使用を
熱あたりの対策には、暑くなる前の春から夏にかけて体を暑さに慣れさせていく「暑熱順化」が、効果的とされています。
今年は6月から全国各地で真夏日・猛暑日が記録されていますが、すでに暑くなってから実行できる対策には、どのようなものがあるでしょうか。
「暑くなってからの対策は、できる限り暑さ、熱を避けることです。エアコン使用を中心に、扇風機を使ったり通気性のある服を着たりするなど、いろいろできることの『合わせ技』で、猛暑の夏を乗り切ってください」
エアコンも使用法を間違えると、十分な効果を得られない可能性があります。
「まず、暑いときはエアコンの使用を我慢しないことが大前提です。そのうえで、室温が28℃程度になるような設定温度で、湿度調整もできるエアコンなら湿度60%以下を目安に設定します。
湿度が下がらない場合は除湿機との併用、扇風機などを使って室内に適度な風の流れをつくることも効果的です。また、室内の温度や湿度が分かるよう、見えるところに温湿度計を置いておくことも工夫のひとつです。
寝室が暑いままだと、寝ている間も自律神経が働き続けて体からの放熱を促し、その負担による疲労や発汗による脱水で、翌朝に熱あたりになる場合もあります。特に熱帯夜は寝る前にしっかり水分補給し、エアコン使用などで寝室環境を快適に保つことが重要です」
熱あたりの経験率は、北の北海道や東北地方を含む全47都道府県で60%を超え、大分、福島、広島県では70%を超えています。
比較的軽度と考えられる熱あたりの症状であっても、油断せずに、できるだけ涼しい環境で過ごすことが重要です。また、体に熱が蓄積しないように注意し、適切な対策を心がけましょう。
クーラー病は死にません。でも熱中症は死んでしまうこともあることを知っていた方が良いと思います。と患者さんと話をしています。
どっか行きたいね という患者さんとの会話で見つけた記事です。
梅雨になると、なぜか不調」という人に必要なのは、頑張りではない。天栄村で見つけた“溜め込まない養生”
梅雨になると、頭が重い。胃が動かない。呼吸が浅い。しっかり寝ても、なんとなく抜けない疲れが残る——そんな感覚を覚える人は少なくありません。湿度が高くなるこの季節は、汗や呼吸による“発散”がうまくいかず、体の中に熱や水分がこもりやすくなります。でも本当に苦しいのは、水分だけではないのかもしれません。情報、音、香り、考えごと、「体にいいものを摂らなきゃ」という意識さえも。現代の暮らしは、気づかないうちに“入れ続ける”時間で溢れています。だからこそ今必要なのは、「もっと整えよう」と頑張ることではなく、“溜め込まない”ことなのではないか。そんなことを感じたのが、福島県・天栄村で過ごした週末でした。
「頭が休まらない」情報の少ない風景が、呼吸を深くする
天栄村を訪れて印象的だったのが、目の前に広がる山と、水を張った田んぼの風景でした。コンビニの看板も、絶えず鳴る通知音もない。若い緑が水面に映り込み、風の音だけが静かに抜けていきます。
都市部では、移動中も、食事中も、寝る直前まで、脳は絶えず情報を受け取り続けています。休んでいるつもりでも、頭の中では“処理”が止まらない。そんな状態になっている人も少なくありません。
一方で、天栄村の風景には、“考え続ける時間”そのものを減らしていく感覚がありました。何か特別なことをしたわけではありません。ただ山を眺め、川の音を聞き、ぼんやり歩く。それだけで、少しずつ呼吸が深くなり、肩の力が抜けていく。
自然環境に触れることで、脳の過剰な情報処理負荷がやわらぐことは、環境心理学の分野でも研究されています。天栄村には、そんな“脳を休ませる風景”が、今も静かに残っていました。
「食べたいのに重い」山の恵みは、頑張らない養生
梅雨時期は、湿度の影響で胃腸の働きが落ちやすく、食欲が不安定になりやすい季節です。中医学では、この時期の不調を“湿邪(しつじゃ)”によるものと考えます。体の中に余分な水分が溜まりやすくなることで、胃腸の働きが鈍り、重だるさやむくみ、食欲不振につながっていきます。
そんな時ほど、「栄養をしっかり摂らなきゃ」と頑張ってしまいがちです。でも実際には、“何を食べるか”以上に、“きちんと消化して巡らせられる状態か”が大切になる季節でもあります。
天栄村で印象的だったのは、“体にいいものを食べている”という感覚よりも、“自然と体に入っていく”感覚でした。
那須連山の清らかな水と寒暖差のある気候の中で育まれた米。囲炉裏で焼かれた川魚。山菜料理。味噌や漬物などの発酵食品。
どれも素朴ですが、不思議と箸が進みます。気づけば何度もおかわりをしていたのに、翌朝は胃が軽い。自然とお腹が空いている。その感覚が、とても印象的でした。
中医学では、山菜のほろ苦さには“余分な熱や湿を外へ出す”働きがあるとされ、この季節の養生にも理にかなった食材と考えられています。また、発酵食品は、あらかじめ分解が進んでいることで胃腸への負担を抑えやすく、湿気で消化機能が落ちやすい時期にも取り入れやすい食文化です。
さらに、冷たく清らかな水で育つ川魚は、脂が重すぎず、たんぱく質を無理なく補いやすい存在。那須連山から流れる水、昼夜の寒暖差、土地の湿度——そうした環境そのものが、食の巡りを支えているように感じました。
“栄養を詰め込む”のではなく、きちんと巡らせる。この土地の食には、梅雨時期の体に必要な、“頑張らない養生”が残っていました。
「気づくと力んでいる」手仕事のリズムが、感覚をほどく
お話を伺う中で、印象的だったのは、「小さい蔵だからこそ、できることがある」という言葉でした。
この蔵では、酒造りと並行して米づくりも行われています。その年の気温や湿度、水の状態を見ながら、仕込みを細かく調整していく。効率や均質性を優先すれば、もっと合理的な方法はいくらでもあるはずです。それでも、この土地のリズムに合わせてつくるという選択が続けられていました。
天栄村には、日本酒だけでなく、味噌、醤油、豆腐など、小さなつくり手によるものづくりが点在しています。発酵は本来、その土地に生きる微生物とともに成立する営みです。水、気温、湿度——環境そのものが、味を少しずつ形づくっていきます。
こうしたものづくりに共通しているのは、「一定に整える」よりも、「その日の状態を見ながら調整する」という感覚でした。すべてを管理しきるのではなく、自然の変化に合わせながら、手で整えていく。その姿勢には、どこか人の体を整える感覚にも通じるものがあります。
都市部では、加工食品や香料、添加物など、一定の基準で整えられた食に触れる機会が多くなっています。それ自体は、忙しい暮らしを支える大切な技術です。ただその一方で、季節や環境による小さな違いを感じ取る機会は、少なくなりがちです。
だからこそ旅先で、山の水から生まれた酒や味噌、豆腐に触れる時間は、単なる「味わい」以上の意味を持ちます。土地の水や空気、湿度まで含めて受け取ることで、張り詰めていた感覚が、少しずつほどけていく。
便利さの中にいる時間が長いからこそ、“土地に委ねるものづくり”に触れる時間は、自分の感覚を静かに整え直すきっかけになるのかもしれません。
「呼吸が浅くなっている」梅雨の温泉は“巡らせる”がちょうどいい
天栄村にある「岩瀬湯本温泉」「二岐温泉」「天栄温泉」には、“観光のための温泉地”というより、地域の暮らしに根づいた湯の空気があります。毎日を整えるための湯に、旅人が少しだけお邪魔させてもらう——そんな距離感でした。
梅雨時期は、湿度が高く、汗による“発散”がうまくいきにくい季節です。体の中に余分な水分や熱がこもりやすくなり、むくみや重だるさにもつながっていきます。だからこそ、この時期は“適度に汗をかく”ことも大切になります。
最近は、サウナのようにしっかり汗をかいてリフレッシュする習慣も広がっています。短時間で切り替えができる良さもあり、現代人にとって大切な文化のひとつだと感じます。
ただ、梅雨時期のように、すでに体が緊張しやすく、呼吸も浅くなりやすい季節には、“強く追い込む”より、“ゆるめながら巡らせる”くらいがちょうどいいこともあります。
むしろ大切なのは、
長湯しすぎない
一度湯から出て休む
呼吸が浅くならない
じんわり汗ばむくらいで止める
という入り方です。
実際に湯へ浸かっていると、呼吸が少しずつ深くなり、体の内側に溜まっていた緊張がゆるんでいく感覚がありました。「整えなきゃ」と頑張るのではなく、呼吸が自然に戻ってくる。その感覚こそが、梅雨時期の温泉に必要な“巡らせ方”なのかもしれません。
まとめ|“溜め込まない”ことが、梅雨の養生
梅雨時期は、湿度の影響で汗や呼吸による“発散”がうまくいかず、体の中に熱や水分がこもりやすくなります。
頭が重い。
胃が動かない。
呼吸が浅い。
そんな不調は、“気合い不足”ではなく、「巡りが滞っているサイン」なのかもしれません。だからこそ、この季節に必要なのは、さらに頑張って整えようとすることではなく、
情報を入れすぎない
胃腸へ負担をかけすぎない
呼吸を深める
という、“溜め込まない”視点です。
天栄村で感じたのは、地方の豊かさは「観光」だけではない、ということでした。
山を眺める。
土地の水でつくられた食を味わう。
呼吸を急かされない湯に浸かる。
そうした時間そのものが、都市生活で滞りやすくなった心身の循環を、静かに整えてくれます。
季節ごとに通う。
小さな宿や酒蔵を訪ねる。
その土地の食を、自宅でも取り入れてみる。
そんな“小さな関わり方”こそ、これからの時代のリトリートなのかもしれません。
参考資料
厚生労働省 e-ヘルスネット「休養・こころの健康」 (休養、ストレス、心身の回復に関する情報を参考)
環境省「温泉の保養的利用」 (温泉の保養作用や入浴に関する考え方を参考)
日本温泉気候物理医学会 (温泉と健康に関する医学的知見を参考)
たまにはゆっくり…という感じですね
今年の梅雨はちょっと涼しいかも?でも、しんどい頭痛、肩こり…そんな患者さんとの会話で見つけた記事です。
頭痛や肩こりも? 梅雨や台風接近時に辛い”気象病” 改善するセルフケア
気象庁から5月3日に沖縄、4日に奄美が梅雨入りしたとみられると発表がありました。この先6月にかけて九州〜東北の各地方で梅雨入りになるとみられます。
また、台風の発生が増え始める時期でもあり、これから季節が進むにしたがって、もたらされる困りごとがあります。
「梅雨入りや台風シーズンの到来とともに気象病(天気痛)に悩まされる人も増える」こと。
頭痛や肩こり、だるさなどの兆候はないでしょうか?2024年5月の終わりに実施した天気痛の症状に関するにアンケート調査では、「ここ最近ずっとある」が19%、「出始めている・予兆がある」が20%という結果で、約4割の人がこの時期に症状を感じていたようです。
梅雨時や台風接近で気象病が起きるメカニズムを知り、しっかり対策を講じましょう。
様々な症状が見られる気象病とは?
気象病とは、気象が原因となって体や心に不調が生じるものです。
「天気が変わるとき、気温や湿度、気圧などが変化しますが、体がそれらの影響を受けるのです。気象病の代表ともいえるのが、頭痛や関節痛、腰痛など慢性的な痛みが天気で悪化する『天気痛』です。人によっては、めまいや耳鳴り、食欲がない、眠気、体がむくむ、ぜん息が悪化する、うつ傾向になり塞ぎ込む、などもあります。
梅雨は、低気圧が前線の上を繰り返し通過している状態が続く時期なので、気温や気圧、湿度が毎日のように変化しています。台風接近時も同様です。そのため、多くの人の不調が心配されるのです」
内耳から脳へ異常を知らせる
なぜ、天気の変化が辛い症状を起こすのでしょうか。
「気温や気圧、湿度など天気による刺激が自律神経のストレスとなるからです。特に、気圧の変化は強く影響を与えます。
普段自覚することはないのですが、私たちの体にはいつも気圧がかかっています。体の表面積がだいたい1.5平方メートルとして、1平方メートル当たりにかかる気圧は10トン。つまり、常に15トンもの気圧を受けているということになります。
そして耳の鼓膜の奥にある内耳には、気圧の変化を感じとる“気圧センサー”があります。気圧の変化を察知すると、情報が脳にストレスとして伝わり、自律神経に影響を与えます。
自律神経は、血圧や呼吸、体温、内臓の働きなどを自動的にコントロールしています。交感神経と副交感神経という、相反する2種類の神経があり、バランスよく働くことで機能しています。例えば、暑いときに汗をかいて体温を一定に保とうとするのも自律神経の働きです。
ところが、内耳の気圧センサーが敏感に反応しすぎると、脳に過剰な情報が伝わってストレスとなり、交感神経が興奮して自律神経が乱れてしまうのです」
簡単セルフケア4選
辛い症状をやわらげるセルフケアを教えていただきましょう。
(1)くるくる耳マッサージ
耳を引っ張ったり回すマッサージで、耳周りの血流を改善します。
「天気痛の予兆が現れたとき、予報で天気が崩れることがわかったときなど行いましょう。ポカポカとして心地よくなるのがわかります。すぐには天気痛改善がみられなくても、2週間程度は続けてください」
(2)耳栓
気圧調整機能のついた耳栓をすることで、気圧変化から耳を守ります。
「体のなかで気圧の影響を最も受けやすいのは耳です。耳栓により天気の崩れにともなう気圧変化に対応します」
(3)痛み止め薬
ポイントは、痛みが出る前か、痛みが出たらすぐに服用することです。
「痛みを我慢してタイミングを逃してしまうと、痛みを感じる神経が敏感になってしまいます。薬が効きにくくなると、服用量も増えてしまうおそれがあります」
※何らかの疾患で医師から処方を受けている場合は主治医に相談します
(4)ツボ
天気痛の予兆を感じたら、「内関(ないかん)」というツボを刺激します。
「酔い止めに効くツボとして知られていますが、めまいなどの天気痛にもよいです。指で刺激するか、ツボの上に米粒を1粒のせて絆創膏でとめてもいいです」
梅雨入り前にやっておきたい対策
曇りや雨の日が多くなる梅雨に向け、やっておきたい天気痛対策があります。
「1つは運動すること。決して激しいスポーツやトレーニングをする必要はなく、軽く汗をかく程度の運動を習慣にしましょう。適度な運動は、全身の血行を改善し、自律神経を整えるのに役立ちます。汗をかくことは夏の暑さへの体の準備となるのも、この時期に始めておきたい理由です。
ウォーキングや水泳のような、ゆっくり長く体を動かせるものがおすすめです。そのほかにも体操やストレッチなど、日常生活のなかでなるべく体を動かすことを心がけましょう」
もう1つ取り組みやすく、効果的なのが食事だといいます。
「自律神経の乱れを整えるには、1日3食の規則正しい食事です。生活にリズムが生まれて、自律神経の切り替えもうまくいくようになります。
神経の興奮を抑えるビタミンB群、体と心のストレスによいマグネシウムや亜鉛などを多く含む食品も意識してとりたいものです。また、貧血気味のときはだるさなど天気痛をまねきやすいので、鉄分も不足しないようにしましょう」
全国的な梅雨入りはもうすぐ。また、今年の夏も全国的に気温が高くなり猛暑日も増えると予想されています。梅雨時の天気に負けないよう備えていきましょう。
腸活ってどう?という患者さんとの会話で見つけたい記事です。
自律神経と「腸」の意外な関係 朝1杯の水と腸もみが“美肌”に効く?
年齢を重ねるごとに感じる、疲れやすさや肌の衰え。そんな心身のアラームを解決する鍵は、私たちの生命活動を支える「自律神経」にありました。だからこそ着目したいのが、自律神経のシステムに深く関与する「腸」の存在です。朝起きてすぐに飲むコップ1杯の水や、1日3分の「腸もみ」など、誰でも今日から始められるシンプルな習慣が、あなたの肌と体を劇的に変えるかもしれません。その驚きの秘密を探ります。
腸内環境が整うと自律神経も整う?
自律神経を整えられれば、多くの症状が緩和され、生き生きと楽しく、しかも若々しく生きていける。
では、何をすれば自律神経が効率よく整うのか、気になりますよね。
私が強くおすすめしたいのは、「腸を整える」生活習慣です。
腸が整えば、自律神経も整うといっていいくらいです。
腸と脳は位置的にもけっこう離れているのに、なぜ? と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ところが、じつは「脳」と「腸」は強く連携しているネットワークです。
自律神経によって腸の動きがコントロールされているという意味でもそうなのですが、自律神経のシステム自体が整うかどうかに、腸の動きが深く関連しているからです。
私はよく自律神経を整える第一歩として、「朝起きたら、食事の前にまずコップ1杯の水を飲む」ことをおすすめしています。
わかりやすい効果は、便秘の解消です。便秘は女性だけでなく、男性高齢者にも悩んでいる方が少なくありません。朝の水は、腸を刺激して「蠕動(ぜんどう)運動」を促してくれます。
1杯の水は、便秘解消以外の作用ももたらします。腸は副交感神経の支配下にあるため、腸を刺激することは副交感神経を刺激することにもなるからです。
腸の動きが鈍るのは副交感神経が低下しているからなので、朝に水を1杯飲むことは、腸を刺激して動きを活発にするだけでなく、起床後の交感神経が高まるタイミングで副交感神経が低下しすぎないようにする効果も期待できます。
冷水が苦手なら白湯や常温水でもOK。朝だけでなく、1日を通じて合計1.5リットル程度の水を毎日飲むように心がけるといいでしょう。
1週間も続ければ、多くの方が効果を実感できると思います。そして、改善するのは便通だけではないことにも気づくでしょう。頭痛が和らいだ、疲れがとれた、体が冷えにくくなった……などなど。そう、すべて自律神経が整ったための効果です。
そして、便秘の改善は腸の動きをさらに活発にしてくれます。
自律神経と血流には強い関係がありますが、よい血液を送り出すために働いているのは腸です。
腸がよければ全身の状態もよくなると考えてみてください。
便秘による不調が生活の質を低下させる
アメリカの研究データによると、慢性便秘症に悩む患者は、そうではない人よりもQOL(生活の質)が相対的に低く、日常活動性の障害率や労働生産性の低下率も格段に高くなっています。
毎日不快な症状を抱えていることで自律神経も乱れてしまい、人生のパフォーマンスそのものが低下してしまっていると考えられます。
便は毎日出るのが理想ですが、2〜3日に1回でも大丈夫です。ただし、3日以上出ない状況が続くなら便秘です。
便秘に悩む患者さんは非常に多く、受診までには年単位でお待ちいただかなければならない状況が続いています。患者さんの中心層は、女性は20〜30代、男性は50代以上です。
そこで、ここでは私たちが多くの患者さんに共通してアドバイスしている内容を3点、簡単にまとめてみました。
まずは自分に合っていそうなもの、やりやすそうなものから始めてみるといいでしょう。
まずは、「腸もみ」です。
便秘は便が腸に滞留してしまっている症状ですから、体の上から直接刺激して、腸の機能を上げてみましょう。
腸もみは1回3分、朝晩の2回だけで結構です。食事の直後を避け、腸の四隅を刺激します。
次に、併せて行ないたいのが「腸活ストレッチ」です。本来なら排泄機能が高まるはずの朝の時間帯に、ひねりを入れた運動や腰を回すといった、腸に刺激を与えるストレッチをします。
なお、これらの運動は、呼吸法と一緒に効能に行なうとさらに効果的です。
そして、最後は便を出しやすくする食品をとること。効果的なのは、オリーブオイルなどのオイル類です。毎朝起きたあと、スプーン1杯程度をめどにとってみましょう。オイル単体でとるのが苦手な方は、サラダにかければ食物繊維も一緒にとれて一石二鳥です。
また、私のおすすめは「はちみつとオリーブオイルをかけた焼きりんご」。
りんごは水溶性食物繊維のペクチンが豊富ですし、加熱することで、りんごの皮に含まれるペクチンの量と吸収率がさらにアップします。
気になる方は、ぜひレシピを検索してみてください。
美容におすすめはヨーグルトとチョコレート
自律神経が乱れると起こる症状のひとつに、「肌荒れ」があります。年齢を重ねて副交感神経が低下してくると、肌のターンオーバーが遅れてシミが目立つようになってしまうだけでなく、髪のパサつきも進んでしまいます。
そこで自律神経を整えれば、おのずと肌も整い「美肌」への変化が期待できるわけですが、腸を整えることこそ、その最大の近道だといってもいいでしょう。
腸内に腸内細菌がいるように、肌にも菌が常時存在し(常在菌)、肌の状態に影響を与えているという研究があります。その数、250種以上ともいわれています。
また、腸内に善玉菌と悪玉菌が存在するように、肌にある菌にも、「美肌菌」とでも呼ぶべき善玉菌と、悪玉菌に相当するものがあると考えられています。善玉菌には悪玉菌を抑える「表皮ブドウ球菌」や、乾燥から肌を守ってくれる「サーモフィルス菌」が、悪玉菌には炎症やかゆみのもとにもなる「黄色ブドウ球菌」などが存在するほか、日和見菌もあります。
肌もやはり、善玉菌が悪玉菌よりも優勢であればよい影響があります。腸内に腸内フローラがあるように、肌にもいわば「肌フローラ」があるわけです。
腸内フローラが改善されれば直接的に肌フローラもよくなるのかどうかについては、まだわからないことが多く、今後の研究課題となっています。
ただし、腸が健康であれば、少なくともよい血液が体中に行きわたるようになります。美肌のためには血の巡りが欠かせませんから、その意味では直結しているわけです。
肌の乾燥を防いでくれるサーモフィルス菌は乳酸菌の一種で、ヨーグルトなどにも含まれている菌です。つまり、腸内環境を整えるためにヨーグルトを食べることは、肌の改善にも貢献してくれるということです。
ヨーグルトと同様、自分に合う質のいいサプリメントを見つけることもいいでしょう。私は栄養素の補給にサプリメントを使いすぎることには否定的ですが、乳酸菌は例外です。そして、もちろん食物繊維も同時にとるようにしましょう。
さらにおすすめの食べ物は、チョコレートです。カカオポリフェノールの抗酸化作用がシミの予防に効き、またカカオプロテインが肌のターンオーバーを促進すると考えられています。
チョコレートはナッツと並ぶ「完全栄養食」です。
食べすぎは禁物ですが、自律神経を整える成分が豊富なので、カカオ含有量の高いチョコレートを間食に取り入れるのもおすすめです。
腸活 大事です。 鍼灸治療は自然に腸活しているのと同じ役割をしています。
天気が悪くなるとしんどい…という患者さんとの会話で見つけた記事です。
50代の頭痛やだるさ……それ「気象病」かも?メカニズムと対策を専門家が解説
不意に起こる頭痛やめまい、だるさなどの不調は天気の変化が起こす“気象病”の可能性があります。実はこの気象病も、自律神経の乱れが原因の一つ。そのメカニズムと対策を、専門家に伺いました。
気象病ってどんなもの?
気圧や気温、湿度など、気象の変化で起きる心身の不調のこと。梅雨の時期は気分の落ち込みが顕著に。
「雨が降ると古傷が痛む」「天気が崩れると片頭痛が起きる」――。こうした天気の変化によって起こる不調は「気象病」と呼ばれ、近年研究が進んでいます。
「気象病の症状は、天気が下り坂で気圧が下がるときに出やすいですが、逆に天気が回復傾向のときに不調が出る人や、寒暖差に弱い人、湿度の変化に弱い人などさまざま。原因不明の不調がたびたび起こる方は、一度天気との関係を疑った方がいいでしょう」と話します。
あらゆる不調が“天気のせい”の可能性あり!
頭痛
めまい
首・肩こり
腰痛
だるさ
耳鳴り……
“気象病”は医学的な病名ではなく、気圧や気温、湿度などの変化によって起こる不調の総称です。特に梅雨の時期は、関節の痛みや気分の落ち込みが出やすい傾向があります。「自分もそうかも」と思ったら、かかりつけの内科医か、頭痛や慢性痛の専門外来へ。
また気象病と「自律神経の乱れ」には深い関係があるそうです。
気象病と自律神経の関係は?
気象、中でも気圧の変化で交感神経が興奮しストレス反応として頭痛やめまいが生じます。
自律神経は特に気圧の変化に敏感です。気圧の変化は内耳にある気圧センサーで感知され脳に伝わりますが、その変化に対応しようと交感神経が過度に興奮して、自律神経のバランスが崩れると、気象病の症状につながります。
「自律神経は、呼吸や体温、血圧などを調整し“環境の変化に体を適応させる”役割を担うため、天気の変化に敏感です。その変化がストレスとなって、特に交感神経に作用し、自律神経のバランスが崩れることで、さまざまな不調が起こります」
気圧の変化
内耳(気圧センサー)が反応
交感神経が興奮
頭痛・めまい・だるさなどの不調が起こる
「まずは、気象病を自覚すること。不調の原因がわかるだけでも不安が軽くなり、自律神経にプラスに作用します」
東洋医学では体の中の熱処理をうまく処理できれば大丈夫という考え方があります。
適度な運動、入浴は良い対策方法だと思います。
鍼灸治療の事なら名古屋栄にある順風堂にお任せ下さい。