院長ブログ

健康診断の血液検査の項目と結果の正しい見方

カテゴリー:院長スケジュール2016年12月22日(木)

健康診断の結果をもって当院に来られる患者さんもいます。

なんだかよくわからないですよね。患者さんと一緒に調べてこんな記事を見つけました。

 

血液検査の必要性、検査でわかることとは?

血液検査とは、血液中のさまざまな数値を調べることで、そこから考えられる病気や、数値の裏に隠れている疾患などを見つけるための検査です。体の中を巡っている血液を確認して分析することで、健康状態を知り、何らかの異常が起きた時に、それを発見することも可能です。

血液検査で調べられる数値からわかるのは、貧血や肝臓・腎臓の異常、高脂血症、糖尿病など。血液検査からわかることはとても多く、健康を知るためには有効な検査と言えます。

血液検査の数値の見方を知りましょう

肝臓系検査

●総タンパク:血液中に含まれるタンパクの量

数値が低い場合…栄養障害/がんなどの疑い

数値が高い場合…多発性骨髄腫/慢性炎症などの疑い

●アルブミン:血液タンパクのうちで最も多く含まれるもの

数値が高い場合…肝臓障害/栄養不足/ネフローゼ症候群などの疑い

●AST(GOT):心臓、筋肉、肝臓に多く存在する酵素

数値が高い場合…肝臓障害、骨格筋疾患、血液疾患などの疑い

●ALT(GPT):肝臓に多く存在する酵素

数値が高い場合…急性肝炎/慢性肝炎/肝臓がん/アルコール性肝炎などの疑い

●γ-GTP:肝臓や胆道に異常があると、γ-GTP値が上昇

数値が高い場合…アルコール性肝障害/慢性肝炎/薬剤性肝障害などの疑い

腎臓系検査

●クレアチニン(Cr):アミノ酸の一種「クレアチン」が代謝された後の老廃物

数値が高い場合…腎臓の機能が低下気味

尿酸(UA)

●尿酸:たんぱく質の一種「プリン体」が代謝された後の残りかす

数値が高い場合…高尿酸血症の疑い。また、高い状態が続くと結晶として関節に蓄積し、突然関節痛・痛風発作を起こす場合も。尿路結石が作られやすくなる

脂質系検査

●総コレステロール(TC):血液中の脂質

数値が高い場合…動脈硬化/脂質代謝異常/甲状腺機能低下症などの疑い

数値が低い場合…栄養吸収障害/低βリポたんぱく血症などの疑い

●HDLコレステロール:善玉コレステロール

数値が低い場合…脂質代謝異常/動脈硬化の疑い

●LDLコレステロール:悪玉コレステロール

数値が高い場合…血管壁に蓄積し、動脈硬化を進行。心筋梗塞/脳梗塞の危険

●中性脂肪(TG)(トリグリセリド):体内の中でもっとも多い脂肪

数値が高い場合…動脈硬化の進行の疑い

数値が低い場合…低βリポたんぱく血症/低栄養などの疑い

糖代謝系検査

●血糖値(FPG):血液中のブドウ糖

数値が高い場合…糖尿病/膵臓癌/ホルモン異常などの疑い

血球系検査

●赤血球:酸素を全身に運び、不要となった二酸化炭素を回収して肺へ送る

数値が高ぎる場合…多血症の疑い

数値が低すぎる場合…貧血の疑い

●白血球(WBC):細菌などから体を守る働きがある

数値が高すぎる場合…細菌感染症などの疑い(発生している部位は不明)

数値が低すぎる場合…ウィルス感染症/薬物アレルギーなどの疑い

●血小板数(PLT)…出血時に粘着し、血を止める働きがある

数値が高い場合…血小板血症/鉄欠乏性貧血などの疑い

数値が低い場合…再生不良性貧血などによって、骨髄での血小板数の生産が低下しているなど

 

う~ん やっぱりわかりにくいですよね。話しやすい、聞きやすいお医者さんを見つけるのが良いですね。

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