朝食抜きにコーヒーも!「口臭を招く」意外な原因と対処法まとめ
胃腸系が傷んでくると臭いに敏感になりますよ。って患者さんとの会話から体臭、口臭の話になり、
そんな時にこんな記事を見つけました。
朝食時にコーヒー、仕事中もいつも片手にコーヒー……、なんて方も多いのではないでしょうか? しかし、リラックスに欠かせないこのコーヒーが、口臭の原因にもなることは、あまり知られていないかもしれません。
コーヒーだけではなく、日常生活の中には口臭を招く原因になるものが多々あります。
今回は、口臭を招く原因と対処法について紹介していきます。
■ニンニクだけじゃない!食べ物による口臭と対処法
そもそも口臭が発生するのは、舌に何かが付着したままの状態や、唾液の分泌量が少ない状態、口内が酸性に傾いた状態になっていることが原因として考えられます。そんな口臭を引き起こす食材を3つご紹介しましょう。
(1)コーヒーで口臭
コーヒーには、コーヒー豆の微粒子がたくさん含まれており、これが舌に付着しやすいのです。ここで注意したいのが、コーヒーにミルクや砂糖を入れるとさらに微粒子が付着しやすくなるという点。微粒子が舌に付着したまま時間が経つと口臭の原因になってしまいます。コーヒーを飲み、口臭が気になったときは、水分を多めに摂るのがおすすめです。水分を摂ることで口内が潤され、舌に付着した微粒子を取り除いてくれます。
(2)スイーツで口臭
コーヒーを飲むとつい一緒に食べたくなってしまうのが、甘いスイーツ……。実は、糖分は口内を酸性にしてしまう働きがあります。特に生クリームやバターなどを使った高カロリーのスイーツは脂分が多いため、口に残りやすく口臭の原因となってしまいます。コーヒーを飲むときにはスイーツを控えたほうがよいのですが、どうしても甘い物が食べたくなったときは、コーヒーとスイーツの組み合わせよりも、和菓子と緑茶の組み合わせにすると口臭を予防できます。
(3)アルコールで口臭
俗に言う「お酒臭い」とは別の意味で、アルコールが口臭の原因となってしまうことがあります。唾液の分泌量を低下させてしまうことはもちろん、アルコールは分解されると、アセトアルデヒドという物質になり、体の中を巡って最後は肺へ到達し“呼気”として排出されます。この“呼気”が口臭の原因となってしまうのです。
■ドライマウスが口臭の原因になる理由
日本人の約800万人が悩まされているという“ドライマウス”をご存じですか? 口の中が乾燥してしまう症状のことで、ドライマウスを放置すると口臭や虫歯などに繋がるというケースもあります。
ドライマウスの原因は、緊張やストレス、睡眠不足などが主で、ほかにも加齢や口呼吸、筋力の低下なども原因として考えられます。これらが引き金となって唾液腺の働きが悪化し、唾液の分泌が少なくなることでドライマウスになってしまいます。ドライマウスを放置してしまうと口臭がひどくなったり、歯周病や虫歯のリスクが高くなったりすることはもちろん、口の中が切れやすくなったり、何かを食べただけで痛みが走ってしまったりするなど、様々な症状を引き起こすこともあります。
■ドライマウスによる口臭の予防法
(1)水分補給をこまめにすること
口臭に繋がる唾液の分泌を妨げる主原因は水分不足です。水分不足にならないよう、水分はこまめに補給しましょう。お茶やコーヒー、紅茶は利尿作用があり、水分が排出されやすくなるので、水がおすすめです。
(2)舌まわし体操
口が乾燥していると感じたときは、口内で舌をぐるぐる回してみましょう。これだけでも十分に唾液が分泌され、ドライマウスによる口臭を予防することができます。
(3)唾液腺マッサージ
唾液の分泌を活性化させる”唾液腺“をマッサージすると、ドライマウスの予防になります。耳下腺(じかせん)や顎下腺(がっかせん)を刺激しましょう。
・耳下腺
耳たぶの下、鎖骨の内側のかみ合わせ部分にある唾液腺です。親指以外の4本の指を立てて、“痛気持ちいい”と感じるくらいの力でぐりぐりと10回ほどマッサージしましょう。
・顎下腺
下あごの骨の内側にある唾液腺です。親指の腹を使い、押し上げるようなイメージで刺激しましょう。
■歯周病による口臭と対処法
25歳以上の8割以上が悩まされているという“歯周病”も、口臭に深く関係しています。歯周病の方は、以下の対処法を実践してみてください。
(1)タバコを控える
歯周病の多くの方は、喫煙者だと言われています。タバコに含まれているニコチンが原因で、歯肉に酸素や栄養が行き届かなくなり、歯周病菌が繁殖しやすい口内になってしまいます。そうならないためにも、なるべくタバコは控えた方がいいでしょう。
(2)歯に意識を向ける
たとえ、歯に自信があるという方や、虫歯になったことがないという方でも、いつのまにか歯周病にかかってしまっているケースも少なくありません。特に、歯周病は虫歯よりも痛みが少ないので気づきにくく、厄介。歯に自信があるという方は歯医者に行く機会が少ないかもしれませんが、定期的に歯医者で歯科検診しましょう。
■まだある!口臭がキツくなる原因3つ
上記の内容に当てはまらなかったという人でも、安心するのはまだ早いです。
実は、上記以外にも口臭がキツくなる原因はいくつかあります。
(1)朝食抜き
“朝食は食べない”という方が多いようですが、実は、朝食を抜くことで口臭をキツくしてしまうことがあります。睡眠中は唾液があまり分泌されないため、細菌が増殖して、寝起きは特に口臭がキツくなってしまいます。食事をすることで唾液が分泌されるので、寝起きの口臭は朝食を摂ることによって免れています。つまり、口臭を予防するためには朝食は必須。特にフルーツがおすすめです。
(2)ホルモンの乱れ
特に女性は、ホルモンの乱れが口臭に繋がるケースがあります。歯周病にはホルモンとの関係がとても深く、生理前や妊娠中も歯周病になりやすいため、口臭がキツくなる傾向があるとされます。歯周病の予防には、歯間ブラシやデンタルフロスなどを進んで使い、ケアするとよいです。
(3)夏バテ
夏バテをすると自律神経の働きが悪くなり、唾液の分泌が低下してしまいます。また、夏だからといって冷房が効いた部屋にいつもいると、自律神経が上手に働かなくなり、口臭に繋がります。運動やストレッチをして、自律神経を調整しましょう。
口臭を招く原因は様々。「最近口臭が気になる……」という方は、自分の口臭の原因を突き止め、日ごろの生活から予防をしておくことが大切です。今回紹介した対処法を実践して、口臭とは無縁の生活を送りましょう!
鍼灸治療で体調を整えると口臭や体臭が落ち着いてくることが良くあります。痛みに限らず、臭いなども身体の変調のお知らせなんです。鍼灸治療で体調を整えていきましょう。