順風堂 鍼灸講座9 五臓六腑とは?
カテゴリー:院長スケジュール2015年11月25日(水)
五臓六腑とは?
体の内臓の事を言います。
また、「貯蔵する」と言う意味もあります。
内臓には、人体の器官が数多くありますが、その中では、臓(ぞう)と腑(ふ)にわけられます。
【心、肝、牌、腎、肺】は五臓といわれ、精気を貯蔵しておく場所とされています。
一方腑は、【胆、胃、大腸、小腸、膀胱、三焦】の六腑で物質を変化させて体の中に貯蔵せず、からっぽの空間になっております。
よく「内臓からくる痛み」と言われることがあります。西洋医学では内臓が悪くて腰や肩が痛いことはあまり関係が無いと言われます。(心臓などが悪いと肩に痛みが出るときもあります。)その内臓の痛みという内臓は五臓六腑のことです。五臓六腑とは東洋医学の言葉でお医者さんに聞いても五臓は何となく言うことができても六腑を言うことができるお医者さんは東洋医学を勉強されているお医者さんでないと知らないことが多いんです。
この五臓六腑が陰陽五行に配当され治療や養生に用いられます。治療の法則や診断するときに非常に重要な考え方です。
陰陽五行というと有名なのが安倍晴明ですね。意外に思うかもしれませんが教科書は一緒なんです。だからといって東洋医学が摩訶不思議なものではなく、理論と統計で成り立っているしっかりとした学問なのです。自然と一体となった治療、宇宙の法則に基づいた治療方法なんです。