「健康寿命」を削らないため
日本人が平均寿命で世界一となりました。そんな時にこんな記事を見つけました。
「健康寿命」を削らないため、今食べるべきは
「世界保健統計2015」によると、日本の平均寿命は男女合わせた世界ランキングで1位の84歳です。男女別で見ても、女性が87歳で1位、男性は80歳で6位と、高い位置にあります。
ただ、平均寿命が長いとしても、その歳まで「元気に大往生できる」というわけではありません。「健康寿命」という言葉が定着してきましたが、これは働き盛りのビジネスパーソン時代の生活習慣によって、長短が決まってくる場合があるのです。
■ 「健康寿命」を縮める要因は?
健康寿命は、厚生労働省の「健康日本21」では「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されています。
平均寿命は冒頭の通りですが、健康寿命で考えると、男性は平均70歳前後、女性は平均74歳前後で、多くの人はその後、介護を必要としながら平均寿命まで生きることになります。ですが、中には90歳を超えても、自立した生活ができ、しっかりとした思考力を持ち、起業するという方までいらっしゃいます。
健康寿命が長い人と短い人の差は、引退後の日常生活ではなく、過去の生活習慣の差、すなわち働き盛りの時代の過ごし方、食生活の差、だと言えるのです。国でも、平均寿命より、この健康寿命を延ばすことを課題にあげており、若年層の野菜摂取や禁煙などを推奨しています。
今働き盛りの方は、そんなに先のことをうまく想像できないかもしれません。しかし、健康寿命を縮める悪習慣を徐々に減らしていくと、日々の生活の質もよくなってくるでしょう。よくある悪習慣は次の6つです。
・野菜・果物をほとんど食べない
・食塩量が多い(朝昼晩外食の方は特にご注意ください)
・スイーツを食べる回数が多い
・飲む機会が多い
・ヘビースモーカー
・歩くのが面倒で、タクシー利用が多い
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これらが多くなると、近い将来、高血圧、メタボ、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、糖尿病、循環器疾患(脳梗塞など)のリスクが高まることになり、仕事中も苦しい思いをすることになります。
この6つの悪習慣のうち、最初の4つは食習慣です。体の調子が悪い時は仕事にも集中できず、ミスやトラブルが続出することにもなりかねません。食べ方を変えるだけで、現在の不調改善につながれば、未来の健康寿命も自ずと延びてくるでしょう。
■ 生活習慣の改善が期待できるコンビニ飯
野菜や果物の摂取を増やし、スイーツと飲酒を控えめにすれば、生活習慣病に悩む確率は低くなるかもしれませんね。野菜や果物のビタミンやミネラルには解毒作用や細胞の修復作用も期待できるので、それだけでも実行してみましょう。
●果物摂取
タバコ1本吸うごとに体内のビタミンCが25~100mg減ると言われているので、フルーツやドリンクでビタミンCを補っておきましょう。またスイーツ好 きの方も、フルーツの甘味にチェンジしていくと、さほどストレスにならず、ついでにビタミンやミネラルの補給にもなり、一石二鳥です。
・カットフルーツ(キウイフルーツ、オレンジ、グレープフルーツ、柿など)
・アセロラドリンク
・ビタミンC系ドリンク(含有量の多いものを)
・フルーツゼリー(果汁が多いもの、またはフルーツそのものが入っているもの)
・フルーツ入りヨーグルト
●野菜摂取
・大き目のパックのサラダ類
コンビニのサラダは、たいてい5種類以上の野菜が入っています。なるべく野菜の種類が多いものを選びましょう。野菜嫌いの方は、小さ目サイズからトライしてみましょう。
・濃い色野菜の惣菜
ほうれん草のお浸しや胡麻和え、カボチャの煮つけ、オクラのネバネバサラダなど、緑黄色野菜と呼ばれる色の濃い野菜はビタミンやミネラルの種類も多く、効率的に栄養摂取できます。
●酸化した油を摂らないように
揚げ物はパック入りのものよりも、レジ脇の揚げたてのものを少量選ぶようにしてください。お肉料理が好きな方は、脂身の少ないチキン系(皮は残す)や、魚を食べる機会を増やしましょう。
・親子丼
・マグロ丼
・サラダチキン
・さば/サンマ/いわしなどの味噌煮、塩焼き、西京焼き
※いずれも野菜と一緒にいただきましょう。
医療の進化で、様々な病気が改善されるようになりましたが、生活習慣の改善はご自身の努力が必要です! 毎日の食生活に野菜を取り入れるだけでも改善が期待できるので、今のご自身も、将来のご自身も大切にするために、食生活や生活習慣を見直してみましょう。
鍼灸治療で普段の健康管理をされて来院される方も多くいます。鍼灸治療をしていると風邪もひかなくなり、疲れもとれやすくなるそうです。病気など症状のある方も健康増進に鍼灸を使う方も自然治癒力を増加させる鍼灸治療は身体にも優しい治療方法であり健康法なんです。