足がつっちゃう時…
ネットの記事でこんなのがありました。
寝ているときや運動の後に足がつることがありますよね。いわゆるこむら返りと呼ばれる現象ですが、冷え性だとなりやすいと聞きます。確かに、冬のほうが足がつることが多い気も…。
「冷えて血行が悪くなり老廃物がたまることによって、足がつりやすくなります。なので、冷えとこむら返りに相関関係はありますが、原因はそれだけではありません。血行不良のほか、筋肉疲労、ミネラル不足などが原因で起こることもあります」
運動後に足がつることがあるのは、汗によってマグネシウムなどの体内のミネラル分が出てしまい、ミネラル不足になるためだとか。
ちなみに、性別や年齢によってこむら返りが起こる頻度に差はあるのでしょうか? どちらかというと、女性のほうが起こりやすそうな印象がありますが…。
「性別による差はありませんね。年配の方の場合、肝臓や腎臓などに疾患があって代謝がうまくいっていないときには足がつりやすくなります」
予防法としては、温かくして、血行を良くするために適度な運動をしたり、マッサージをしたりすること。水分のほか、マグネシウムやカルシウム、カリウムなどのミネラル分をよく摂ることも大事だとか。
もっとも、こむら返り自体は病気というわけではないので、それほど気にすることは無いそうですが、頻繁に起こると不快なもの。足がつりやすくて困る場合は、こむら返りによく効くと言われている漢方薬・芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)を内科などで処方してもらうのが良いそうです。
東洋医学ではふくらはぎの凝りは全身の凝りを表しているとも言われています。肩や腰が凝っていなくてもふくらはぎが硬い人は肩や腰が硬くなりやすく、逆に肩や腰が硬くてもふくらはぎが柔らかいと凝りも落ち着いてくるんです。
こむら返りがおきやすい時は精神的に疲れているとも言われています。寝ていてもついつい身体に力が入ってしまうんですね。
こむら返りの特効薬は芍薬甘草湯です。これは有名です。
そして鍼灸治療はかなり有効です。違う症状で治療に来られている患者さんが鍼灸治療を始めてからこむら返りが無くなったと言ってくださいます。こむら返りが起きる気配がするのを目安に治療に訪れる患者さんもいます。
こむら返りで困っている方がありましたら一度、試してくださいね。