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お灸でどんな不調が改善できるのか? 冷えに関係する症状に強い【東洋医学を正しく知って不調改善】

カテゴリー:院長スケジュール2022年05月26日(木)

お灸って何に効くの?」という会話で調べてみた記事です

お灸でどんな不調が改善できるのか? 冷えに関係する症状に強い【東洋医学を正しく知って不調改善】

【東洋医学を正しく知って不調改善】
お灸は温熱効果によって、自然治癒力や免疫力を向上させ、それにより病を防ぎ治していく治療法です。あらゆる不調に対し、改善効果が期待できます。

特に得意とするのが、体の冷えと関係の深い不調です。具体的には、関節や筋肉の痛み、神経痛、便秘や下痢といった消化器症状、更年期障害・不妊症・月経痛などの婦人科系疾患などになります。
また、よく驚かれるのですが、イボ取り・ほくろ取りにお灸が用いられることもあります。ほくろそのものは治療の必要はありませんが、美容的な観点からほくろ取りを望まれる方がまれにいらっしゃいます。
ただし、単純にどこにでもお灸をすればいいというものでもありません。いわゆるツボと組み合わせることでその効果を発揮するのです。
婦人科系疾患でよく知られるものとしては、足の小指の爪の生え際(外側)にある「至陰」というツボにお灸をすえる方法。妊婦に行う逆子の治療で行われます。
内くるぶしの指4本分上にある「三陰交」というツボは、婦人科疾患全般に効果があり足首を温めることから冷え症にも効果を発揮します。
そのほかにも「痔」や「ものもらい」といったものまで、それぞれに応じた特定のツボにお灸をすえ、治療ができます。
時にこのツボは1つだけに限らず、複数のツボを組み合わせてお灸をすえ、効果を発揮することもあります。胃の痛みやむかつきには、「胃の六つ灸」といって、背中にある6カ所のツボにお灸をすえます。小児疾患(特に疳の虫)には、男児は左の肝兪と右の脾兪、女児は右の肝兪と左の脾兪と、2カ所のツボに行う「小児すじかいの灸」というものもあります。
中風(脳血管障害の後遺症である半身不随、片麻痺、言語障害、手足の痺れや麻痺)の予防や治療には、中風七穴と呼ばれる7つのツボのうち、2種類の組み合わせ百会、曲鬢、肩井、曲池、風市、足三里、懸鍾と百会、風池、肩井、曲池、大椎、間使、足三里といったものまであります。

このようにあらゆる病気に対処できるのがお灸です。気になる方はお近くの鍼灸院で相談してみてください。

お灸は温めるだけでなく熱を取ることもできます。暑い季節でもお灸は効果大です。

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