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【医師に聞く】まぶたの痙攣(けいれん)ってなんのサイン? 放っておいても大丈夫?

カテゴリー:院長スケジュール2021年06月10日(木)

まぶたのぴくぴくの話になりました。そんな時に見つけた記事です。
【医師に聞く】まぶたの痙攣(けいれん)ってなんのサイン? 放っておいても大丈夫?
まぶたの痙攣(けいれん)ってなんのサイン? 放っておいても大丈夫?

ふとしたとき、まぶたがピクピクと痙攣(けいれん)するなんてこと、身に覚えがありませんか。すぐに収まることもありますが、思いのほか長く続くと、不快に感じる場合もあります。もし、ずっとけいれんが続くようなら病気のサインなのでしょうか。また、放置してもよいのでしょうか。先生に、まぶたのけいれんについて詳しい話を聞いてきました。
顔全体がけいれんした場合は要注意

まぶたのけいれんは、なにかの病気のサインですか?
先生:
まぶただけが一過性にけいれんしている場合は、大きな病気の可能性は低いと思われます。ただし、まぶたと一緒に、口や頬など顔の筋肉の片側、もしくは全体がけいれんしている場合、血管や腫瘍による顔面神経への圧迫の可能性があります。その場合は目だけの問題ではないので、大きな病院で診てもらった方がいいでしょう。

まぶただけがけいれんしている場合、原因は別にあるのですか?
先生:
まぶただけがけいれんしている症状は、「眼瞼(がんけん)けいれん」と言われています。本人の意思とは関係なく、まぶたがピクピク動いたり目が開かなくなったりする病気で、基本的に両目で起こることがほとんどです。ドライアイやストレス、眼の疲れ、薬の副作用などが原因として考えられますが、明らかな原因は不明です。

ちなみに、片目だけのけいれんの場合は違う病名なのですか?
先生:
片目だけけいれんするときは、「眼瞼ミオキミア」の場合もあります。眼瞼ミオキミアは、肉体的な疲労や、ストレスなどの精神的疲労が溜まっていると起こりやすいです。体を休めてストレス緩和に努めることが大切です。

顔全体のけいれんは血管や腫瘍による顔面神経への圧迫のリスクがありましたが、まぶただけのけいれんで考えられるリスクはありますか?
先生:
まぶたがけいれんしても、眼球自体の機能が落ちるわけではありません。ですが、思ったように目が開けられずに視野が狭くなって見えづらくなることはあります。

受診の目安はありますか?
先生:
眼瞼けいれんで起こる「目が乾く」、「目がゴロゴロする」、「眩しい」などといった症状に困っていたら病院で診てもらって下さい。

放置すると症状は悪化しますか?
先生:
漫然と放置すると悪化することもあるので、気になったら早めに医師へ相談するようにしましょう。悪化しないように、ドライアイのケアやストレスの回避、眼の疲れを癒すことが大切です。また、安定剤や睡眠導入剤、抗精神薬などの薬の副作用が原因の場合もありますので医師に相談してください。

まぶたのけいれんはどうやって止めるのですか?
先生:
「ボトックス注射」を打ってけいれんを止める治療があります。ボトックス注射は、過敏な筋肉の動きを止めるもので、1回打つと2~3か月くらい効果が持続します。2~3か月後にまた症状が出るようなら、再度、注射を打って様子を見ます。

けいれんが起きないために、できる予防策はありますか?
先生:
ドライアイがけいれんの誘因となることがあるので、ドライアイのケアは大切です。また、まぶたを温めるのも血流がよくなるので疲労回復にはいいでしょう。ほかにも、スマホやパソコンをずっと見続けないようにして、適度に目を休めることも重要です。

眼瞼けいれんの患者さんの中には、症状の自覚がない人もいます。目が乾く、目がゴロゴロする、光が眩しい、といった症状に悩まされている人は、もしかしたら眼瞼けいれんが原因の可能性も考えられます。このような症状で悩んでいる人は、一度眼科を受診してみるといいでしょう。
まぶただけのけいれんだけであれば、視力が失われるような大きなリスクを負うことは稀なようです。ただし、まぶただけでなく口や頬など顔全体がけいれんしている場合は要注意です。すぐに医師に相談しましょう。

どんな時に病院に行ったほうが良いかも鍼灸院は相談できます。気軽に声をかけてみてくださいね。

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