
寝ても寝ても眠いという患者さんとの会話で見つけた記事です。
命にかかわる場合も…「最近やたら眠い人」が疑うべき”3つの病気”
「秋になってから眠くて仕方がない」という人は要注意だ。なんらかの病気が隠れていることがある。産業医の池井佑丞さんは「秋から冬にかけては、日照時間が減少することによる“冬季うつ病”で睡眠に異変が起こる場合がある。だが、他の病気が隠れていることもあるので注意が必要だ」という――。
■秋になるとイライラしやすくなる人がいる
食欲の秋、運動の秋、読書の秋……と涼しくなったこの季節は、夏の暑さでバテてしまって何もできなかった、なんていう人も、過ごしやすい気候になったことによりいろいろなことに挑戦したくなりますよね。
その反面、秋は日が短くなるため、日光を浴びる時間が減少することによる「季節性情動障害(ある季節にのみ症状が出る気分障害)」が起きやすい季節であることを知っていますか。この時季に起こる季節性情動障害は「冬季うつ病」とも呼ばれ、秋から冬にかけて症状が現れ始め、春や夏になると治まるというサイクルを繰り返す特徴があります。
原因ははっきりとは分かっていませんが、日照時間が短くなった影響で「セロトニン」というホルモンが不足して起こると考えられています。セロトニンは脳内神経伝達物質のひとつで精神を安定させる作用があり、セロトニンが不足することによって気分が落ち込みやすくなったり、イライラしやすくなったりといった抑うつ症状が起こることがあるためです。
■「冬季うつ病」に特徴的な2つの症状
「冬季うつ病」の一般的な症状には、非季節性(季節にかかわらず症状が出る)のうつ病と同じく、以下のようなものがあります。
・気分が落ち込む
・好きだったものに興味がなくなる
・涙もろくなる
・落ち着かない
・考えたり集中したりすることができない
・体がだるい、疲れやすい
・頭痛や肩こり、下痢などの身体症状
「冬季うつ病」に特徴的な症状としては以下の2つがあります。
(1)食欲の増加(甘いものや炭水化物など)
セロトニンは精神を安定させる作用のほかにも、食欲を抑制する作用があります。そのためセロトニンが不足することで食欲が増加してしまいます。さらに、甘いものや炭水化物などを食べると一時的にセロトニンの分泌量が増えて気持ちが落ち着くため、どんどん食べてしまう、といった依存性があるので、肥満につながる可能性もあります。
(2)過眠
セロトニンが不足すると、「メラトニン」が十分に生成されないといった弊害も起こります。「睡眠ホルモン」とも呼ばれるメラトニンには、体の深部体温を下げて眠りをコントロールし、1日のリズムを整えるという作用があります。メラトニンが不足することによって体内時計が乱れ、慢性的に睡眠の質が下がり、睡眠障害やうつ病へとつながる可能性があるのです。そして、非季節性のうつ病では不眠が起こりやすいのに対し、「冬季うつ病」では過眠が起こりやすいという特徴があります。
■「過眠症=眠りすぎること」ではない
「不眠症」という言葉は皆さん耳にすることが多いかと思います。入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒・熟眠障害等、「うまく眠ることができない」ことにより、日中に不調をきたしてしまう状態を指します。では、過眠症とはどんな状態でしょうか。「眠りすぎてしまう」ことを指していると想像する方が多いかもしれませんが、正しくは「夜間十分な睡眠をとっているはずなのに、日中に強い眠気が生じ、居眠りをしてしまうなど起きているのが困難になる状態」を指します。
十分な睡眠時間には個人差がありますが、7時間程度が目安となるでしょう。過眠症になると授業中や仕事中に関係なく眠りを我慢することができないため、仕事や自身の評価にも影響するほか、運転や危険な作業を伴う職業では大きな事故へとつながるリスクもあります。
冒頭でセロトニンは日照時間が短くなると不足しやすい、とお話ししました。これはセロトニンが日光を浴びることにより生成されるためです。一方「睡眠ホルモン」のメラトニンには日光を浴びることで抑制される性質があります。日照時間が短くなり日光が不足すると起床後にもメラトニンが残り続けてしまい、すっきりと起きられないだけではなく体内リズムを崩すことにもつながってしまうのです。
■「冬季うつ病」以外でも過眠の症状は出る
ちなみに、過眠は「冬季うつ病」だけでなく、その他の病気のサインである可能性があり、これらが疑われる場合には適切な診察や検査が必要になります。
ナルコプレシー
日中に突然強い眠気が出現し、突然眠ってしまうといった症状が特徴となる病気です。原因は、オレキシンという覚醒に関係する脳内物質を作り出す神経細胞が働かなくなることであるとされています。
代表的な症状として以下の4つがあります。しかし、必ずしも全ての症状が出現するわけではありません。
●睡眠発作
大切な会議や作業中など眠ってはいけない場面でも本人の意思とは関係なく眠ってしまう
●情動性脱力発作(カタキプレシー)
大笑いをする、びっくりするなど強い感情が引き金となって全身や体の一部の力が抜けてしまう
●睡眠麻痺
寝入りばなや目覚めた直後に金縛りが起こる
●入眠時幻覚
寝入りばなに出現する幻覚
■家族に起こされても夕方起床になる男性の「病名」
睡眠時無呼吸症候群(SAS)
眠っている間に何度も呼吸が止まったり、浅くなったりを繰り返す病気です。ほとんどの場合で激しいいびきを伴います。気道が閉塞されることによって起こり、脳が危険を察知して睡眠が何度も中断してしまいます。睡眠時無呼吸症候群は不眠のイメージが強いかと思いますが、睡眠時間だけで言えばしっかりと確保できているのに、日中の眠気や疲労を感じる、といった過眠と同じような症状が出る場合もあります。睡眠時無呼吸症候群は酸素が足りない状態が続くことで高血圧、糖尿病、脳卒中や心筋梗塞等生活習慣病のリスクにもなります。
働きざかりである30~60歳代の男性に多くみられ、肥満・下顎が小さいなど気道が狭くなる要因がある人が多いとされます。
実際に、私が産業医として管理しているある会社の従業員の方には、朝起きてこず家族に起こされても二度寝してしまい、気が付いたら夕方起床になってしまう、という方がいました。病院を受診し検査した結果、その方は睡眠時無呼吸症候群だったのです。
■睡眠時間が10時間以上になると、死亡リスクは上がる
また、上記のような症状はなく日中問題なく過ごせているが、秋や冬は夜が長いのでつい眠りすぎてしまう、ということもあるかと思います。しかし、睡眠は長くとればよいというものではありません。睡眠時間と死亡リスクの関係については国内外で研究が行われ、睡眠時間は短くても長くても死亡のリスクと関連することが分かっています。
短い場合のリスクについて、過去に自治医科大が行った研究では、睡眠時間が6時間未満の健康な男性は、7~8時間の場合と比べて死亡率が2.5倍となりました。
また長い場合については、睡眠時間が7時間のグループと比べ、睡眠時間が10時間以上のグループで死亡リスクが男性では1.8倍、女性では1.7倍高い結果となりました。
睡眠時間は7時間を目安に、できる限り毎日同じリズムでとっていただくのが理想です。
■「冬季うつ病」を予防・改善する3つのポイント
「冬季うつ病」を予防・改善するには、3つのポイントがあります。
(1)日光を浴びる
セロトニンの分泌を促すために、日光を浴びましょう。起床時にカーテンを開けて日光を浴びることで睡眠ホルモンのメラトニンの分泌が止まり、すっきりと起きることができ、体内時計も整います。
秋や冬は日照時間が短いため、自宅の照明を明るいものに変えることもよいでしょう。
「冬季うつ病」の医学的治療としては光療法が行われています。
光療法 5000~10000ルクス程度の照度を30分~1時間程度照射することで1日のリズムを調整する効果がある。季節性情動障害や概日リズム睡眠障害に有効と言われている治療法。他にもさまざまな睡眠障害に有効とされている。
(2)朝は眠くともひとまず起きる
冬は寒いため布団から出られない、という方も多いと思いますが、朝は眠くとも起きるようにしましょう。生活リズムが不規則になると体内時計が狂い、睡眠の質の低下やメンタル不調の原因となります。
(3)適度な運動をする
運動はうつ病の治療として医学的にも効果があるとされています。運動をすることでもセロトニンが分泌されます。外で日光を浴びながらウォーキングなどを行えば、より効果が見込めるでしょう。また、適度な運動は爽快感や疲労感をもたらし、夜ぐっすりと眠ることにもつながります。在宅ワークで外に出る機会が減った、という方も1日1回は外に出る機会を作りましょう。
■月に4日以上勤怠が乱れるなら要注意
「冬季うつ病」は上に挙げたような生活習慣の見直しにより予防や改善が期待されますが、予防をしても症状が出てしまうこともあるかと思います。そのような場合には、自己判断だけで済ますのではなく、受診をすることが大切です。
メンタル不調の医療機関の受診の目安として、憂うつな気分が2週間程度毎日続いている状態、日常生活に必要な行動ができなくなくなった状態が認められるようであれば一刻も早く心療内科や精神科を受診し、原因を探っていきましょう。産業医の立場からみると、遅刻・早退・欠勤など勤怠の乱れが月に4日以上ある場合はメンタルの不調が疑われますので、受診することをお勧めします。
眠れているようで眠れてない時は多いです。鍼灸治療をした日は良く眠れるとの声をいただいています。
夏バテ、秋バテ…季節が変わっても暑いまま…そして急に寒いぐらいに感じる気温の変化は体にダメージが大きいです。最近、おなかの調子が…という患者さんが増えています。そんな患者さんとの会話で見つけて記事です。
胃腸は鍛えられる!体の健康は胃腸の健康から
朝、電車に乗ると毎回胃腸が痛くなる、大事なプレゼンの前に胃腸が痛くなるなどの悩みを持つ方々へ。胃腸の弱さは、体質によって左右されると思われがちですが、実は日々の心がけで胃腸を丈夫にしていくことも可能と言われています。今回は、胃腸を鍛えるためにおススメの食べ物や、毎日心がけてもらいたいことについてお教えします。
ちょっとしたことで快腸に!下痢を防ぐ4つのポイント
胃腸が弱るとどうなる?
緊張やストレスでお腹が痛くなるという方もいれば、中には普段食べない食べ物を食べただけでお腹の調子が悪くなってしまう方もいますよね。そのようなお腹の異変は多くの場合、胃腸から来るものだと言われています。胃腸は食べたものの栄養を吸収し、老廃物を一時的に溜めておく場所です。
そのため、胃腸そのものが弱ってしまうと上手く消化機能が働かず、胃腸内で体に悪影響を与える菌が繁殖してしまったりします。そのような状態になると、便が極端に硬い、あるいは水っぽくなり、腸内バランスがますます悪化してしまうこともあるのです。胃腸は精神的なストレスの影響も受けやすい器官とされているので、日頃から胃腸を労る心がけをしておくのがなによりも大切です。
胃腸を強くする食べ物?!食べ方も工夫次第
丈夫な胃腸を手に入れるには、胃腸の働きを助ける食品を積極的に食べるようにしましょう!
胃腸を強く丈夫にする食品には、下記のようなものがあります。
ニラ
ニラに含まれる硫化アリルは、食欲や消化を促します。
春菊、生姜
胃の働きを活発にさせる成分が含まれています。
ヨーグルト
乳酸菌は腸内環境を健やかに保てるよう働きかけ、腸の免疫力を高めてくれます。
白身魚
胃腸内の粘膜生成に欠かせないたんぱく質が多く含まれています。
食事を摂る際に気を付けるべきポイントは、満腹ではなく腹八分目で食事を終えることや、冷たいアイスや飲み物を多く摂り過ぎないようにすることです。そうすることで一度の消化に大きな負担をかけにくく、胃腸を冷やし過ぎてしまう心配もありません。
胃腸への思いやりが全身の健康に繋がります
胃腸が弱っていると、何となく気持ちにも身が入らず、やる気も出てきませんよね。今回ご紹介した食べ物や日々の工夫を重ねていくことで丈夫な胃腸を手に入れ、心も体も健やかな毎日を過ごしていってくださいね!
腹が減っては戦は出来ぬ
戦をする前に腹も減らない状況は問題外です。鍼灸治療はお腹の調子も整えます。おいしい食事は鍼灸治療もお手伝いできるのです。
「眠い眠い」という患者さんが多いです。「このままだと寝たきりになっちゃうかも?」という患者さんとの会話で見つけた記事です。
総合診療医が教える、「寝たきり」になる可能性がある3つの危険な症状
あなたのその症状、ほうっておいては危険ではありませんか? 症状が出たら重要なのは、病院に行く必要のない状態と、早急に病院に行くべき状態をきちんと見分けること。
「寝たきり」になる可能性がある3つの症状をお届けする。
寝たきりになる可能性があるというと、脳梗塞や脳出血、あるいは心筋梗塞のような、死に至ることもある病気を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。そして、頭が割れるように痛いとか、突然気を失ったというような、激烈な症状を思い浮かべる
かもしれません。
ところが実際には、特に高齢者の場合は、ふらついて転んだというような些細なことがきっかけで、寝たきりになってしまうことがあります。しかもその原因は、風邪薬を飲んだとか、ビタミンB12不足とか、これもまた些細なことだったりします。あるいはまた、ものが二重に見えるという目の症状が、寝たきりになるような重大な病気の兆候であることもあります。
「寝たきり」という結果と、その前触れである症状の、重大さが一致していないことがあるのです。そのため症状を見逃してしまったり、症状に気づいても放置してしまったりすることがあります。一見些細な、あるいは関係なさそうな症状であっても、「もしかしたら」と考えてみることが大事です。
「寝たきり」になる可能性がある症状 その1 →めまい
めまいには、脳に原因がある「中枢性のめまい」と、内耳に原因がある「末梢性のめまい」、そのほかの原因のめまいがあります。救急室にやってくる患者さんの約1割が中枢性のめまいで、約4割が末梢性のめまいです。残りは、片頭痛が原因の片頭痛性めまいや、心因性(ストレス、疲労などが原因)のめまい、胸郭出口症候群によるめまいなど、さまざまです。
重要なのは、めまいが中枢性かどうかを見極めることです。中枢性のめまいは脳の血管に障害が起こって生じるため、対処法を誤ると寝たきりになったり死に至ったりする可能性があります。
めまいに加えて以下があるかどうか、当てはまる項目をチェックしてください。
□1. 家具や手すりにつかまっても、まったく歩くことができない。
□2. 受け答えがどことなくおかしい。話しているうちに眠ってしまう。
□3. うまくしゃべれない(ろれつが回らない)。
□4. ものをうまく飲み込めない、食べたり飲んだりするとむせる。
□5. ものが二重に見える。
1~5のどれか1つでもチェックが入った場合は、救急車で病院に行ってください。医師には、めまいに加えてどんな症状があるか、チェックが入った項目を告げてください。中枢性のめまいである可能性が高いと考えられます。
中枢性めまいの原因には、小脳梗塞、小脳出血、脳幹梗塞などがあります。小脳は、複数の筋肉を同時に滑らかに動かしたり、体のバランスをとったりする機能などを司っています。脳幹は、呼吸や心臓の動き、意識などの機能を司っています。ここに出血や梗塞(血管が詰まって酸素や栄養がいかなくなること)が起こって、周囲の細胞が死んでしまうのが、小脳や脳幹の出血と梗塞です。
小脳や脳幹が障害されると、意識障害(ぼんやりしている、受け答えがおかしい、反応がない、など)、めまい、立てない、歩くとふらつく、座った姿勢がとれない、ろれつが回らない、目の動きがおかしい、ものが二重に見える、音が聞こえにくい、ものをうまく飲み込めない、手足や顔がしびれる、吐き気・嘔吐など、さまざまな症状が現れます。
ただし、これらの症状がすべて現れるわけではなく、小脳や脳幹のどこに障害が起こったかで、出る症状は異なります。
1~5のどれにもチェックが入らなかった人は、以下に進んでください。
□6. 以下の1つ以上に当てはまる過去に脳梗塞や脳出血、心筋梗塞になったことがある。家族に脳梗塞や脳出血、心筋梗塞になった人がいる。高血圧。糖尿病。脂質異常(高脂血症)。タバコを吸う。男性。55歳以上の女性。
□7. 20分以上めまいが続いている。
□8. 歩けることは歩けるが、非常に困難。
□9. 耳が聞こえにくい、または耳鳴りがする。
□10. 吐き気がする、または吐いた。
□11. 以下の1つ以上に当てはまる:片頭痛がある。スピンする運動(遊具のコーヒーカップなど)が苦手。めまいがするとき、光をまぶしく感じる。
6にチェックが入った場合は、すぐ病院に行ってください。7~ 11のどれかにチェックが入った場合は、1~2日以内に病院に行ってください。医師には、該当する項目を告げてください。
6にチェックが入った場合は、脳梗塞を発症する危険性があります。脳梗塞は、脳のどこかに梗塞が起こった状態です。栄養バランスのとれた食事、適度な運動、禁煙、充分な睡眠と休養、節度ある飲酒を心がけて、高血圧、糖尿病、脂質異常(高脂血症)などを防ぐ、または改善することで予防できます。
7~11のどれかにチェックが入った場合は、メニエール病、前庭神経炎、片頭痛性めまいなどの可能性があります。メニエール病は、内耳にリンパ液が溜まることで発症します。激しいめまい、難聴、耳鳴り、吐き気・嘔吐などの症状が、繰り返し起こります。ストレスや疲れ、睡眠不足などがきっかけとなって症状が出るとされています。めまいや吐き気を止める薬はありますが、メニエール病自体を治す薬はまだありません。
前庭神経炎は、耳の奥にある前庭神経(平衡感覚を司る)の炎症によって起こります。ウイルス感染が原因という説が有力で、めまいの前に風邪のような症状が出ることもあります。ぐるぐる回る回転性のめまいが数日間続き、吐き気や嘔吐を伴うこともあります。ただし、難聴や耳鳴りはありません。何もしなくても2~3週間で治りますが、めまいがひどいと生活に支障が出ますから、症状を和らげる薬を処方してもらうといいでしょう。
片頭痛性めまいは、片頭痛に伴って起こるめまいです。
6~11のどれにもチェックが入らなかった人は、以下に進んでください。
□12. 腕のしびれや、肩・胸・背中(肩甲骨の辺り)の痛みがある。
12にチェックが入った場合は、1~2か月様子を見てください。胸郭出口症候群によるめまいの可能性があります。
12にチェックが入らなかった人は、以下に進んでください。
□13. 頭の位置を変えると、めまいがする(立ったとき、起きたときなど)。
□14. 繰り返しめまいが起こるが、1~2分で治まる。
13、14のどちらか、または両方にチェックが入った場合は、良性頭位性めまい症の可能性があります。三半規管内にある小さな石(耳石)の位置がずれることによって起こるめまいで、心配ありません。この場合は、2週間ほど様子をみます。2週間ほどで、たいていは放っておいても治りますが、すぐに治したい人は「エプリー法」を試してみるといいでしょう。「エプリー法」でインターネットを検索すると、たくさんのサイトがヒットしますし、YouTubeに動画もあります。
13、14のどちらにもチェックが入らなかった場合は、心因性のめまいなどの可能性があります。慌てなくて結構ですが、総合診療科やかかりつけ医を受診し、医師に相談してください。
寝たきりになるかどうかは難しいです。なんでも相談できるお医者さんや看護師さん、薬剤師さん、そして僕ら鍼灸師にも気軽に声をかけてくださいね。
コロナ禍のストレス、天候のストレスなどなど気が休まる日がありません。身体も心も動きっぱなしです。それに疲れを感じている患者さんとの会話で見つけた記事です。
自律神経を研究し続けた医師がすすめる「心と体が整う7つの習慣」
疲れやストレスがたまりやすい昨今。日々の習慣を見直し、心と体のセルフケアをきちんと行なうことが大事です。
疲れやストレスがたまりやすい昨今。それには、「自律神経の乱れ」が関係しているかもしれません。日々の習慣を見直し、心と体のセルフケアをきちんと行なうことが大事です。
自律神経の乱れは、あらゆる不調の原因
新型コロナウイルスの流行によって、今まで当たり前にできていたことができなくなり、生活が大きく変わって、私たちはよりストレスフルな日々を送ることになりました。
そんな毎日の中で、「体がだるい」「やる気が起きない」「疲れが抜けない」など、「なんとなく不調」を感じている人も多いのではないでしょうか。
もしかしたら、それは「自律神経」が乱れているからかもしれません。 自律神経とは、簡単に説明すると、心臓や腸、胃といった内臓器官のすべて、とりわけ血管をコントロールしている神経です。呼吸も自律神経がコントロールしています。ですから、自律神経が人間の生命活動=ライフラインを支えていると言っても過言ではないのです。
これまで長年にわたり自律神経について研究してきましたが、自律神経のバランスが崩れると免疫力が下がって病気にかかりやすくなり、心と体にさまざまな不調をきたすことがわかりました。
自律神経は、夜更かしや朝寝坊といった不規則な生活はもちろんですが、不安や恐れ、怒りといったネガティブな感情を抱くことでも乱れます。 日々暮らしていれば、私たちは多かれ少なかれストレスを受けます。
このコロナ禍においては、不安や心配がつきないでしょう。問題は、そうしたストレスをためこみ、自律神経のバランスを崩して心身に不調をきたしてしまうこと。そうならないために、日々の過ごし方を少し見直し、自分にやさしい暮らしを心がけてみましょう。
「自律神経」を整えることが健康のカギ!
自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」の2種類に大別されます。 車でたとえると、交感神経はアクセル、副交感神経はブレーキです。交感神経が優位に働いているときは、血管が収縮して血圧が上がり、アグレッシブな状態になります。
逆に副交感神経が優位に働いているときは、血管が弛緩(しかん)して血圧が下がり、リラックスした状態になります。 車を運転するとき、アクセルとブレーキの両方がうまく働いてこそ、安心してスムーズに運転できます。
人間の活動も同じです。もっとも心身の状態がよく、パフォーマンスが高まるのは、交感神経と副交感神経がともに高いレベルで働き、安定して機能しているとき。
交感神経と副交感神経の両方の働きが低い、もしくはどちらか一方だけが優位に働く状態が長く続くと、心身に不調をきたします。
ストレス社会で生きている私たちは、どちらかというと交感神経が優位になりがちです。若い頃は副交感神経の働きが高いため、ストレスを受けて自律神経が乱れたとしてもすぐにリカバリーできるのですが、男性は30歳、女性は40歳を過ぎると副交感神経の働きがガクンと落ち、10年ごとに約15パーセントずつ低下します。
放っておくと自律神経のバランスが乱れたままになってしまうので、自分で意識して整えることが必要なのです。
自律神経セルフチェック!
まずは、自分の今の自律神経の状態を確認してみましょう。当てはまるものにチェックを入れてください。
□疲れやすい
□やる気が出ない
□風邪をひきやすい
□むくみやすい
□頭痛がある
□すぐに気が散る、集中できない
□ちょっとしたことでイライラしやすい
□腰痛がある
□冷え性だ
□肩がこりやすい
□寝ても疲れがとれない
□肌や髪が乾燥している
□不安を感じることが多い
□思考力・決断力の衰えを感じる
□緊張しやすく、ストレスを受けやすい
□便秘気味、または下痢の症状がある
1つでも当てはまれば、自律神経が乱れている可能性があります。また、当てはまる数が多いほど自律神経の乱れが大きいと考えられます。
「自律神経」が整うおすすめの7つの習慣
生活の中にうまく取り入れ、自律神経の乱れをリカバリーしましょう。
●食事の前に1杯の水を飲む
食事中は交感神経の働きが高まるのですが、食事の前にコップ1杯の水を飲むと胃腸の神経が刺激されて副交感神経の働きが高まり、自律神経のバランスが整います。
特に副交感神経が優位な状態から交感神経が優位な状態へと切り替わる朝の時間帯、朝食前に飲むと、副交感神経の働きが急激に下がる=イライラするのを防げ、気持ちよく1日をスタートできます。朝起きたら軽くうがいをし、常温の水を飲むようにしましょう。
●「1:2の呼吸法」を取り入れる
副交感神経の働きを高めるのにおすすめなのが、「1」の割合で吸って、「2」の割合で吐く呼吸法です。鼻から3~4秒かけて息を吸い、口をすぼめて6~8秒かけて長くゆっくり口から息を吐きます。
1日1回、3分をめどに行ないましょう。緊張したりイライラしたりしたときに取り入れると、心がスッと落ち着きます。
●空を見上げる
心配なことがあったり、気持ちが落ち込んだりしたときは、空を見上げてみましょう。上を向くと気道がまっすぐになり、体内に入る酸素量が増えて血管が広がり、全身に酸素がいきわたります。
頭がすっきりして気持ちが落ち着き、自律神経のバランスも整います。自然の中でゆったりくつろぎながら空を見上げれば、さらにリフレッシュできるでしょう。
●1日1カ所片づける
片づけには、副交感神経の働きを高め、気持ちを落ち着ける作用があります。リビングのテーブルの上でも、本棚でもどこでもいいので、どこか1カ所片づけることを習慣にしてみましょう。
ただし、片づけがストレスになってはいけないので、決してがんばりすぎないこと。長くても30分以内にしましょう。「ちょこっと片づけ」を続けると、部屋も心も自然と整います。
●ゆっくり動く
やるべきことに追われ焦って行動すると、交感神経の働きが急激に高まり、自律神経が乱れます。
イライラしているときや、焦っているときほど、ゆっくり食べる、ゆっくり歩く、ゆっくり話すなど、「ゆっくり行動する」ことを心がけてみましょう。そうすることで、呼吸が深く安定して副交感神経の働きが高まり、冷静な行動、判断ができるようになります。
●ストレッチをして体をほぐす
座り仕事などで同じ姿勢で長時間過ごしていると、筋肉が収縮した状態が続いて血流が悪くなり、免疫力が下がってしまいます。
同じ姿勢の状態が1時間続いたら、首や腰を回したり、背中を伸ばしたりして軽いストレッチを行ないましょう。すきま時間に気分転換を兼ねて行なえば、上がりっぱなしになりやすい交感神経の働きを落ち着かせることができます。
●3行日記を書く
1日の終わりに、自分が今日感じたことを3行程度の短い日記に記しましょう。自分の中にためこんでいたストレスが吐き出されて心の中が整理でき、自律神経が整います。おすすめの「3行日記」の書き方をご紹介します。
(1)今日、一番失敗したことを書く
(2)今日、一番感動・感謝したことを書く
(3)ストレスの解消法、または明日の目標を書く
(3)を書き終えたら、最後に「いろいろあるけど、今日もありがとう」と、感謝の言葉で締めくくるのがポイントです。
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毎日、よく笑っていますか? 「笑顔でいると病気が治る」などと言われますが、笑顔でいると副交感神経の働きが高まり、リンパ球が活性化して、免疫力が上がることが実験で証明されています。
私も実際に、人がいろいろな表情をしたときの自律神経の状態を計測、比較する実験を行なったのですが、心からの笑顔はもちろん、作り笑いでも副交感神経の働きが高まることがわかりました。
ネガティブな感情に引きずられやすいときこそ、意識して笑うことが大事です。それだけで緊張が解け、副交感神経の働きが高まります。副交感神経の働きが高まれば、リラックスして心に余裕が生まれ、前向きな発想もできるようになります。ぜひ、大変なときほど鏡の前で、にっこり自分に笑いかけてみてください。
コロナ禍のストレスは相当なものです。職場も家庭もストレスだらけの患者さんと話していた時に見つけた記事です。
【精神科医が教える】怒りやモヤモヤを表に出せず、ため込んでしまいがちな人。その肩コリ、頭痛が危険なサインかもしれない訳
職場や家庭、SNSなどで、その場の感情に任せて相手に怒りをぶつけてしまい、後悔したことはありませんか。発端はささいなことだったのに、ぶつけてしまった怒りが人間関係を傷つけ、その後、取り返しのつかない大事に発展することも少なくありません。
そんな失敗をしないために必要な、怒りをうまくコントロールして日々を平和に穏やかに過ごすコツを教えてくれるのは、精神科医の先生です。
● 「抑圧・うつ傾向の強いタイプ」の怒りの特徴とは?
精神医学的に分析した怒りに関する典型的な6つのタイプそれぞれについて、自分がどのタイプかが簡単にわかるチェックテストとともに、「どんな時に怒りがわきやすいかの特徴と傾向」「怒りのコントロール法と発散法」「相手がそのタイプだった場合の対処法」を解説しています。
ここではその6つのタイプの中から特に「抑圧・うつ傾向の強いタイプ」について、その典型的な特徴と怒りのコントロール法について説明します。
このタイプの特徴をひと言で表すなら、「ストレスをため込みやすいタイプ」というのが、もっとも的を射ているのではないでしょうか。
このタイプの人は、感情をあまり外に表さず、内にため込む傾向が強いのです。日々の仕事がつらくても、顔に出したり不満を言ったりせずに、内にため込む。職場や家庭、友人との人間関係でストレスを感じていても、相手や周りに気をつかい、波風を立てずに笑って受け流し、嫌な感情は自分の内にため込んでしまうのです。
もちろん、怒りの感情も表に出さず、内にため込みます。
周りの人は当人が怒っていることに気づかないこともめずらしくありません。なかには、周りがまったく気づかないうちに、日々じわじわと怒りを蓄積させているケースもあります。しかも、このタイプの人は、「根に持つ」ようなかたちで、長期間にわたって怒りを少しずつふくらませていることが少なくありません。
「1年前、わたしが助けを求めたのに全然助けてくれなかった……」
「あのとき、あの人は自分でやるべき仕事をわたしに押しつけた……」
「わたしが恥をかいたとき、あの人は冷たい目を向けて笑っていた……」
といったように、小さい恨みつらみをじわじわとため込んでいるわけです。
もうひとつ、このタイプの大きな特徴は、自罰傾向が強い点です。
仕事で失敗したり、人間関係でトラブルが発生したり、何かうまくいかないことがあると、そのたびに自分を責めてしまうのです。
すでに終わった出来事に対して、「ああすればよかった」「こうすればよかった」「なんて自分はダメなんだろう」といったように自分の行動を後悔したり否定したりすることもしばしば。しかも、そうした数々の後悔を、かなり過去にさかのぼってため込んでいる傾向があります。
このように、ストレスや不平不満、恨み、後悔、自責の念など、もやもやとした気持ちを処理しきれないまま長く抱え込んでいるのは、精神衛生上よくありません。こうしたもやもやとしたストレスをパンクしそうなほどにふくらませてしまうと、いずれ心や体が悲鳴を上げることになります。そのため、このタイプの人は心身の不調を訴えることがたいへん多いのです。
なかでも多いのは、うつ病です。
最初のうちは不眠、頭痛、肩こり、めまいなどの体調不良に悩まされ、やたらに気が重く落ち込むようになり、そのうちに不定愁訴がひどくなって、やがて会社にも行けなくなる……それで病院で診てもらったらうつ病と診断された、といった流れをたどるケースが目立ちます。
このように「抑圧・うつ傾向の強いタイプ」の人は、ストレスや不平不満、怒りなどを抱え込んで、心と体をボロボロに疲弊させていってしまうことが多いのです。
しかも、周りの人に相談をしたり助けを求めたりするのがヘタで、自分ひとりで問題を背負い込んでしまう傾向があります。周りが気づかないまま、自分の状況を悪化させていってしまうこともめずらしくありません。
このタイプは、昔から日本人に多いと言われています。まじめで責任感が強い人、感情をあまり表に出さない人、仕事を抱え込みがちな人、他人からの頼まれ事を断るのがヘタな人は、十分に注意をしたほうがいいでしょう。
● 怒りや不満をため込まないために
まず、このタイプの人には、もっと怒って自分を主張していくことをおすすめします。
仕事を押しつけられそうになったらちゃんと断ったほうがいいし、誰かにからかわれたり、嫌なことを言われたりしたら、ちゃんと言い返したほうがいい。
もちろん、相手があまりに無理な要求をしてくるようなときは、争うことを恐れずにちゃんと怒ったほうがいいでしょう。そうでないと、相手の都合のいいようにこき使われてしまいかねません。怒りをため込むことで、いずれは心身の不調をきたす一因となるのです。
このタイプはお人好しが多く、会社や上司などの要求を従順に聞いてしまいがちなので、ヘタをしたらボロボロにすり切れるまでこき使われてしまう危険性があります。良識ある企業ならまだしも、人使いの荒いブラック企業のようなところで働いていたら、心身が不調に陥るのも時間の問題ではないでしょうか。
同じようなことが、家庭や友人関係でも起こりえます。
そのような事態に陥らないためにも、自己防衛手段として、「断る」「怒る」「自己主張する」などのコミュニケーションスキルを意識して身につけておくべきなのです。
もし必要であれば、アサーション(よりよい人間関係を結ぶための自己主張)を学ぶのもいいと思います。アサーション・トレーニングに関しては、ネットや書籍で多くの情報が得られますし、気軽に受講できる講座なども増えています。積極的に利用してみてはいかがでしょうか。
また、もうひとつこのタイプの人に欠かせないのが、ストレスをため込まないための工夫です。仕事にしても怒りや不平不満にしても、次から次へとため込んでしまうから、やがて手に負えないほどにふくらんでパンクしてしまうわけです。
だから、こうしたストレスはため込むことなく、小まめに解消していくべきなのです。そして、「自分はこれを行えばもやもやした気分が晴れる」というストレス解消法を、ひとつかふたつは持つようにしておきましょう。
どんな解消法を選ぶかは自分の好みで構いません。カラオケで熱唱して発散するのもいいし、スポーツで汗をかいてうつうつとした気分をスッキリさせるのもいいでしょう。
また、このタイプの人には、認知療法によって考え方のクセを変えていくのも有効です。
認知療法は、自分の思考パターンの歪みに気づき、そのクセを修正していくことで、自分の考え方や行動がよい結果につながるように変えていくメソッド。じつは、このメソッドはうつ病治療にもよく用いられていて、後悔や自己否定を重ねてうつ病になっていきやすいこのタイプにはたいへん有効なのです。
すなわち、「ストレスや怒りを抱え込みがちな考え方のクセ」や「自罰的で自己否定をしがちな考え方のクセ」などを修正して、余計なストレスをため込まないように考え方や行動をシフトチェンジしていくのです。
● 怒りの発散法は?
このタイプの人は、そもそも怒りを表に出せないため、発散する行為自体が難しいかもしれません。しかし、何も手を打たなければストレスはたまり続けます。すると、ある朝突然、動けなくなるなど、体の不調に見舞われ、いずれは休職や離職に追い込まれてしまうことも。体に不調をきたす前に悩みやグチを話せる人がいれば話す、あるいは医療機関を頼ることも選択すべきです。
このタイプの人は日頃からストレスをためないよう、とにかくしっかり休養し、きちんと睡眠をとることが重要です。また、うつ傾向が強いため、好きなものを食べて血糖値を上げることも対症療法として有効でしょう。
声に出して主張できないこのタイプの人におすすめの発散法は、大きな声を出すこと。ひとりカラオケやスポーツ観戦などの大声を出せる環境で自然と声を出せば、発散につながります。
また、ランニングや筋トレなどの適度な運動も、発散とともに心身の健康維持に有効です。
ただし、誰かと一緒にやるようなものはおすすめしません。誰にも気をつかわず、自分のペースでこなせることを、ストレス軽減法として取り入れましょう。
知らない間にたまってしまうのがストレスです。鍼灸治療は未病(未だ病にならざる病気)を治します。
第五波は自分たちの生活の非常に近い場所まできています。自分の近くには感染者がいないために
「コロナはデマだ」
という人もいます。実際に感染して苦しんでいる患者さんがいます。重症化してなくても自宅療養で苦しい状況の患者さんもたくさんいるのです。そんな中で後遺症に悩まされている患者さんが来院します。そんな患者さんと話をしているときに見つけた記事です。
新型コロナ後遺症 現時点で分かっていること
新型コロナウイルスに感染した後、1ヶ月以上症状が続くことがあり「後遺症」と呼ばれています。
現時点で後遺症について分かっていることについてご紹介します。
新型コロナの「後遺症」とは?
新型コロナに感染した人の中には、数週〜数ヶ月間に渡って様々な症状が続く方がいます。
これらは海外では「LONG COVID」「Post COVID」などと呼ばれていますが、日本国内では「後遺症」と呼ばれることが多いため、ここでも新型コロナ後遺症という表現を使います。
新型コロナ後遺症の定義は国内では定まったものはありませんが、海外では「発症から4週間経っても続く症状」を後遺症と定義しているものもあります。
新型コロナ後遺症の原因は?
新型コロナ後遺症が起こる原因についてはまだ多くが未解明です。
単一の病態ではなく、4つの病態が複合的に絡み合った病態ではないか、と考えられています。
4つの病態とは、
(1) 肺、心臓への恒久的障害
(2) 集中治療後症候群(post intensive care syndrome:PICS)
(3) ウイルス後疲労症候群(post-viral fatigue syndrome)
(4) 持続する新型コロナの症状
を指し、これらがオーバーラップしていると考えられています。
新型コロナ後遺症にはどんな症状がある?
新型コロナ後遺症でみられる症状(筆者作成)
新型コロナ後遺症の症状には、発熱や咳などのある急性期から続く症状と、経過の途中から出現する症状とがあります。
新型コロナ後遺症としてみられる症状には、
呼吸器症状:咳、痰、息苦しさ、胸の痛み
全身症状:倦怠感、関節痛、筋肉痛、しびれ
精神・神経症状:記憶障害、集中力低下、不眠、頭痛、抑うつ
消化器症状:下痢、腹痛
脱毛
動悸
味覚障害・嗅覚障害
などがあります。
その他、発症から6ヶ月後まで脳梗塞、脳出血のリスクが高くなるとも言われています。
新型コロナ後遺症の頻度は?
診断後から退院時まで、3ヶ月後、6ヶ月後にみられた症状の頻度(厚生労働科学研究. 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の長期合併症の実態把握と病態生理解明に向けた基盤研究より)
新型コロナ後遺症の頻度は報告によってはばらつきがありますが、日本からの報告としては、慶応大学での調査があります。
この報告では、診断〜退院時、診断後3ヶ月、6ヶ月経過した時点での症状の頻度の調査をしています。
報告によると、診断から3ヶ月経過した後も1割以上の人にみられた症状は、疲労感・倦怠感、息苦しさ、脱毛、嗅覚障害、筋力低下、睡眠障害、思考力・集中力の低下でした。このうち疲労感・倦怠感、息苦しさ、脱毛、睡眠障害、思考力・集中力の低下は6ヶ月後も1割以上の人に残っていました。
大阪府新型コロナ受診相談センターに相談のあった後遺症の症状の頻度と重症度(第58回大阪府新型コロナウイルス対策本部会議 大阪府新型コロナウイルス感染症 後遺症への対応について)
大阪府は、新型コロナ後遺症の相談窓口を設置し、医療機関の紹介などを行う取り組みが開始されていますが、この大阪府新型コロナ受診相談センターに相談のあった後遺症の症状として頻度が高かったのは、倦怠感、嗅覚障害、味覚障害、脱毛、呼吸苦、微熱・発熱、うつ・気分の落ち込み、咳、頭痛、不眠、集中力・記憶力低下、体の痛み、動悸、めまいでした。
新型コロナ後遺症の持続期間は?
前述の日本での調査のように、基本的に新型コロナ後遺症の症状は、時間とともに消失していくと考えられています。
世界で最初に新型コロナの流行が起こった中国の武漢市で、新型コロナ感染者の1年後の症状の調査が行われました。
少なくとも1つの後遺症の症状がある人の割合は、6ヵ月後の68%から12ヵ月後の49%に減少していました。
一方で、呼吸困難や不安・抑うつといった症状は6ヶ月後よりも12ヶ月後の方がわずかに増加しており、症状によっては長期に続くものもあるようです。
後遺症の症状は、急性期に重症度が高かった人ほど長期に続くようです。
新型コロナ後遺症はどんな人にみられやすい?
イギリスの携帯アプリを用いた新型コロナ後遺症に関する調査では、新型コロナに感染した4182人のうち558人(13.3%)が28日以上、189人(4.5%)が8週間以上、95人(2.3%)が12週間以上症状が続いていました。
この調査では、後遺症は
・高齢者
・肥満
・女性
・発症時の症状が5つ以上ある
といった人で起こりやすいということが分かりました。
高齢者や肥満は新型コロナの重症化リスクでもありますが、性別については男性の方が重症化しやすい一方で、女性では後遺症がみられやすいということになります。
軽症者での新型コロナ後遺症の頻度は?
新型コロナ後遺症は、軽症だった人でも決して稀ではありません。
ノルウェーから軽症者の後遺症についての研究が出ています。
自宅隔離となった軽症の新型コロナ患者247人と入院患者65人を含む312人の患者の後遺症に関する調査で、発症から6ヵ月経過しても全患者の61%で何らかの症状が持続しており、この後遺症の頻度は、重症度とは関係なくみられたとのことです。
16~30歳の若年層の52%が6ヵ月後になんからの症状を呈しており、味覚や嗅覚の喪失(28%)、疲労感(21%)、呼吸困難(13%)、集中力の低下(13%)、記憶障害(11%)などの症状が認められました。
新型コロナと診断されたときに全く無症状であった人でも後遺症がみられることがあるかについては、まだ十分に分かっていません。
大規模な観察研究の結果を見ると、診断時に無症状であった人でも倦怠感などの後遺症の症状がみられることがあるようです。
小児での新型コロナ後遺症は?
小児でも新型コロナ後遺症が起こることはありますが、その頻度は大人と比べると低く、持続期間も短いと考えられています。
イギリスの携帯アプリを用いて1734人の小児の症状の持続期間を調査した研究では、発症から28日後に症状が持続していたのはわずか4%、56日後では2%でした。
28日時点で最も多かった症状は、頭痛、疲労感、嗅覚障害で、長期化した症例の多くは年長児に見られました。
変異株が後遺症に与える影響は?
これまでに様々な新型コロナウイルスの変異株が出現しています。
日本国内でも、第4波でアルファ株が、第5波ではデルタ株が主流に置き換わっています。
従来の新型コロナウイルスに感染した場合と、変異株に感染した場合とでは、後遺症の頻度や持続期間が異なるのかについては、まだ分かっていません。
新型コロナ後遺症を予防するためには?
新型コロナワクチン接種が開始されてからの後遺症についても調査が行われています。
新型コロナワクチンを2回接種した人では、発症から28日時点でも症状が続いている人の割合が減少していた、と海外から報告されています。
新型コロナワクチンを接種しても感染してしまうことはありますが、後遺症が起こるリスクを下げることができます。
また、新型コロナ後遺症を確実に回避するには、新型コロナに感染しないようにするしかありません。
特に緊急事態宣言中である現在は、
・できる限り外出を控える
・屋内ではマスクを装着する
・3密を避ける
・こまめに手洗いをする
といった基本的な感染対策をより一層遵守するようにしましょう
鍼灸治療はコロナの後遺症にも効果があるようです
急に暑くなったり、肌寒いぐらいになったりと気温の変化が激しいことで体調を崩した患者さんとの会話で見つけた記事です。
「汗がくさい…」「人より汗かき?」”汗”にまつわる疑問を医師が解説 保険適用の治療も
汗の悩みはデリケートかつ十人十色。「人より汗が多くない?」「汗くさくない?」「私は多汗症?」など、人には聞けない疑問を、汗治療のエキスパートに聞きました。
◆1.人間が暑い夏に行動できるのは汗のおかげ
哺乳類の体には、エクリン汗腺とアポクリン汗腺という2種類の汗腺(汗の分泌器官)がある。人間以外の動物は汗腺の体温調節機能が充分に発達していないため、暑い日には長時間活動することさえ難しい。
一方、人間は進化して大きくなった脳を冷却するために、体温調節を司るエクリン汗腺を発達させてきた。
「エクリン汗腺は脳の視床下部から送られる発汗指令を受けて汗を出し、その汗が蒸発することで人は体温を下げています。気温差に順応するために、汗をかくことは必要不可欠です」
また、アポクリン汗腺はわきなど限られた部位にある。数や大きさは性別や人種によって差があり、フェロモンを出す器官の名残りといわれる。ワキガなどの原因になることも。
体の部位や人によって汗の量が違うのは活発な汗腺の割合が異なるから
「エクリン汗腺の数に個人差はほとんどありません。すべての汗腺が常に活動しているわけではなく、働いている数は人それぞれ。活発なエクリン汗腺の割合が多い人ほど、たくさんの汗をかきます」。
また、エクリン汗腺はほぼ全身に存在するが、部位によって密度が異なる。そのため、特に密度が高い手のひらや足の裏、頭や額、わきは汗の量が多くなる。
◆2.汗は原因によって3つのタイプに分けられる
・味覚性発汗
辛いものを食べるとかく汗は「味覚性発汗」と呼ばれる。人によっては酸っぱいものや硬いものを食べて発汗することも。味覚神経が発汗に関わる自律神経に誤連絡して起こる。
・精神性発汗
緊張やストレスを感じたときにかく汗。もともとは獲物を狙ったり襲われたりした際にかき、滑り止めの働きをしたといわれている。主に手のひらや足の裏から一時的に発汗する。
・温熱性発汗
気温が高いときや運動をしたときに体温を調節するためにかく汗は、「温熱性発汗」と呼ばれる。体温がある程度下がるまで、全身から持続的に発汗するのが特徴。
◆3.汗の成分はほとんどが水
汗の成分の約99%は水分。また、汗は血液から作られるため、ごく少量の塩分や鉄分、乳酸なども含まれる。
「汗の中には、微量ですが抗菌作用のあるタンパク質や保湿成分も含まれていて、“天然のバリア”として皮膚表面の雑菌の増殖を抑えてくれています」。
◆4.サラサラ汗とベタベタ汗の違いは成分濃度
汗とともに塩分や栄養分も排出される。その際、体に必要な成分まで排出されてしまうのを防ぐため、汗が出ていく直前に成分を血液に再吸収する働きが起こる。
「成分の大部分が再吸収された汗はサラサラですが、汗の量が多すぎて再吸収が間に合わないと、塩分濃度の濃い汗が出ます。これがベタベタした汗の正体です」
◆5.汗くささの原因は汗自体ではない
体温調節のために出た汗は無臭だが、皮脂やアカ、皮膚常在菌と混ざり合って細菌(におい菌)が増殖することでにおいが発生する。足の裏が特ににおうのは、靴の中で皮膚が蒸れ、におい菌の繁殖が促進されるため。
「にんにくを食べると汗がにんにくくさくなる、というのも本当です。汗のもとである血液に食べたものの成分が含まれるため、食べもののにおいも汗に影響します」
◆6.汗をすぐに止めたいときは、濡れタオルで拭くのが効果的
「水で濡らしたタオルで拭くと皮膚の表面温度が下がるうえ、乾いたタオルで拭くより皮脂や雑菌をからめとる力が強いので、においも防止できます。
におい菌は時間が経つほど繁殖するので、すぐに拭くことが大切です」その後、うちわなどで風を当てれば、気化冷却効果で体温が下がり、より早く汗が止まる。
◆7.汗が出ない人は要注意だがかきすぎも危険
運動不足やクーラーの使いすぎで汗をかく機能が低下すると、体温調節がうまくできずに体に熱がこもり、熱中症につながる恐れが。一方、過度のサウナなどで汗をかきすぎるのもよくない。
「汗腺が弱ってしまい、充分に機能しなくなることも。自然に蒸発する程度に、うっすらと汗をかくくらいが、“よい汗のかき方”です」
◆8.年齢によって汗をかく部位や量が変わる
「思春期になると汗腺が発育して特にわきや頭・額の汗が増え、高齢になると汗腺が衰えて汗の全体量が減る傾向があります。また、女性は産後や更年期に女性ホルモンが減少し、特に上半身の汗が増える人が多くいます」
◆9.多汗症かどうかを決めるのは自分自身
『多汗症』に明確な基準はなく、判断するのは自分だという。
「スマートフォンの指紋認証が汗で反応しなかったり、常時汗が滴(したた)って何もできないなど日常生活に支障がある場合は、保険適用で治療できる可能性があります」。
◆10.汗の悩みは皮膚科の受診で解消する場合も
「日本人の約10%が多汗に悩んでいるともいわれています。最近は皮膚科でのさまざまな治療法がありますから、“汗くらいで”と考えず、悩んだら受診を」。
汗のかき方一つでその後の体調にも影響があります。上手な汗のかき方で健康維持ですね。
鍼灸治療は自律神経の調整を得意とします。汗のかき方も上手になってくるということです。
鍼灸治療の事なら名古屋栄にある順風堂にお任せ下さい。